小さな子とお話しする。

風吹く秋、今日はススキがビュンビュンと空になびいている。
そんな中、いつものアトリエのお客さま、小学生の可愛い女の子がやってくる。
「風、大丈夫だった?」
「すごかったぁー」
から、ゆったりとお話しする。
そして私のつくる、はんこちゃん(スタンプ)の試しコーナーで
ペタペタと捺している。こんな風にペタリとするとこんな風になるんだよと
ちょっと高度なペタペタを教える。
そんな風な時間を何回も繰り返しているからか
とっても上手に可愛く捺して楽しんでくれて、密かに大人よりも上手で
もうお任せしている。
今日はお友達のお誕生日プレゼントを選びにいらしてくれた。

そんな風に、私のアトリエには小さなお客さまたちもいらっしゃる。
中学校になる前までの楽しみの場所のようで、学校のお話を聞いたり
大人としているけれど、同じ気持ちでお話をしている。
この場所を卒業するとまた新しい子がやってきて、毎年不思議だなと
思いながらもとても嬉しい。
大人になってもこの場所での時間を覚えてくれているのか、
私の作品はどこかに居てくれるのか、
その先はわからないけれど、優しい気持ちを持ったまま、
悩んだときはここでの時間を思い出してくれたらいいなと
いつも思っている。

そして、私もそんな時は、小さな子たちの嬉しそうな気持ちを
思い出してまた大切につくっていようと心にとめている。

いつも可愛い笑顔をありがとう。



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