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何でもない日常の中に、人の心はある。


小さな頃から大人の中に混ざって暮らしていた。
そのせいか、色んな悩みを聞く機会が多かった。
子供だとか大人だとか、関係なく同じ目線で想像しながら聞いていた。
何にも知らない世界の悩みも、自分がもしそこにいたら、
どんな気持ちになるのか、どんなことをするのか…。悩みというものは
人それぞれで、それを口にするかしないかなのだと思う。
みんなそれぞれ同じことで悩んでいたりもする。
そしてそれを解決しようとするかしないか、
ただ、それまでの一歩に時間がかかる人もいれば、すぐに走り出す人もいる、
悩んでいることで安心する人もいれば、誰かに解決してもらおうと待っている人もいる。
別にどれでもいいのだと思う。
その人のペースがあって、人生のタイミングも感情もその積み重ねでできていくものだから。
ただ、悩んで、自分で答えを出して、決断した人たちは、
自然と良い出会いがあって、いい底力ができて素敵になっていく。
それはきっと、悩むことで自分を知り、選ぶ力を持つことができたからなのだなと
感じている。

何でもない日常の中で起きる出来事。
それは誰かにとっては、小さなことかもしれないし、
誰かにとっては、大きなことかもしれない。
そしてそこには、人の心がある。
心が動くとき、人は新しい見えない先へと歩き始めている。

そんな風に、色々な日々の出来事を感じ、出会う人たちの悩みを聞きながら
私の日々は出来てきた。
人の悩みを解決することは私には出来ないけれど、
自分を知り、想像することを、少しずつ伝えていけるような気がしている。
それは、きっと誰かにとっては必要なことなのかもしれない…。
私のできる方法で、誰かの何かの希望になれたらいいなと思う。

新しい始まりをこれからの日々に添えて、ほんの少し心柔らかな日常に…。


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