道のりは長くて短い。

最近、懐かしい人たちに出会ったり、連絡がきたりする。
何か新しく始まるのか、それとも終わりを告げるのか、どちらかは分からないけれど、なんだか嬉しくもある。
会う人会う人に変わらないと言われ、落ち着くと言われることが多い。
私は当時の自分を忘れているのか、それとも変わっていないのか、よく分からない。けれども、ひとつだけわかるのは、私と関りを持った人たちは変わっている。
それは、私の意識の問題なのか、それともその人たちの努力している姿をずっと見る機会をもらっているからなのか、きっとどちらもだと思う。
変わってしまうのも怖い、全てを0にするのも怖い、そんな風にどこからか怖いという感情からか変わらないように努力しているような気もどこかにある。(怖いなんて自分の作り上げた幻想だろうけれど、そう思う方が生きやすいのかもしれない)
けれども、その変わった努力のおかげなのか様々な人たちの悩みを聞いて、様々な意見を話したりすることができるのは、何か私を通して訪れる人たちが自分の素の気持ちを見ているのではないかなとも感じたりもする。
私が子供たちと話すときに一緒の感覚で、言葉を話せない赤ちゃんとも仲良くできるのも、きっと私が無意識のうちに自分の素の気持ちを見ているからなのかもしれない。
笑って、泣いて、喜んで、怒って、起きて、寝て、
遊んで、食べて、休んで…そこに成長して行くたびに言葉と経験が積み重なって行くから人というものは厄介で面白いなと思う。
綺麗で美しいと感じる心、美味しいなと感じる気持ち、ありがとうと自然と出てくること、ごめんなさいと誰かを想うこと、そんな風に素直なものを大切にいれたらいいなとおもう。そのままでどこまでいられるのか、道のりは長くて短い。

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