さみしさは、追われるのでも慣れるのでも蔑むのでも怖がるのでも隠すのでも塗り潰すのでもなく。ただ抱きしめて抱えていくもの。わたしにとって大切で必要な色と温度と匂いと味がそこにはある。そう思った帰り道のことを冷たい風に揺られた夜を、もう忘れない。きっともう思い出さないし、忘れない。
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