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人生初のカウンセリングを受けたら心が軽くなった話


電車の中で息が詰まりそうになった

息が詰まる。動悸がする。あ、やばい、だめかも。

だんだん仕事に行けなくなっていた私は、夜の電車に揺られながら悩み、胸が苦しくなっていた。
その日も朝、家を出たものの会社に行けず、途中休憩のつもりで入ったネットカフェでずっと縮こまっていた。

「また行けなかった。なんでこんなに忍耐力がないんだろう。」
「みんなが普通にこなす日常がどうして送れないんだろう。」

会社帰りのサラリーマンでごった返す車内、そんなネガティブな言葉で頭がパンパンになる。

ああもう、わたし、なんで生きてるんだろう。

自分がとんでもなく役立たずに思えて、社会からはじかれたような気持ちになる。胸に何かが詰まってるみたいに苦しくて、呼吸が浅く、早くなっているのを感じた。誰かにこの状況を伝えないと、ほんとうに、息が止まってしまうような気がした。

友達、誰か、いるかな、トーク画面を見つめる。いきなりかけたら迷惑かも、という気持ちと、頑張って働いてる友達に言いにくい、というプライドで、連絡することができなかった。

そこでふと、「電話カウンセリング」という言葉が浮かぶ。なんか最近twitterでみた。もうこれしかないかも。

今の状況をちゃんと話せるかもわからない。大した悩みじゃないと思われるかもしれない。色んな不安がよぎったけど、もう限界だった。
ぐぐって、一番上にでてきたサイト「exciteお悩み相談室」に飛ぶ。(他サービスと比較する余裕もなかった)


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exciteのカウンセリングサービスは1分単位で料金がかかる仕組みらしい。
クレジットカード登録後、一覧から先生を選ぶ。プロフィールや声色も確認できた。
『即対応可能』と表示されていた女の先生を選び「相談する」を押すと、1分もしないうちに電話がかかってきた。
降りた電車のベルがまだ響くホームで、緊張しつつ通話ボタンを押す。

「こんにちは。どうしましたか?」

やわらかい女のひとの声。温かみのあるその声を聞いた途端、蓋をしていた感情がせきを切ったようにあふれて、わたしは携帯に向かって泣いてしまった。「え、こんなにため込んでたっけ。」頭の遠いところで冷静な自分が驚いてたけど、もう全然、涙が止まらなかった。

相手はプロのカウンセラーだ。「ちゃんと状況を説明できるかな」「大した悩みじゃないと思われるかも」という不安は杞憂におわる。支離滅裂でも、泣いてとぎれとぎれでも、先生は親身に聞いてくれたし、先生の視点からのアドバイスもたくさんくれた。あっというまの30分でカウンセリングが終わる(予算内に収まるよう、冒頭で「何分にしますか?」と聞いてくれた)。

電話を切ると、気持ちはずっとずっと軽くなっていた。
先生に「自分をそんなに責めないでくださいね」「あなたはもう充分に頑張ってるんですよ」という声をかけてもらってはじめて、私は自分をずっと責め続けていたことに気づいた。自分を認めるような言葉を、もうひさしく、自分自身にかけてあげていなかった。

***

生きているとつらいことがたくさんある。
仕事に行きたくない、将来が不安で眠れない、恋人とうまくいかない、身近な人に不幸があった。

世間がやすやすとこなしているように見える日常が、なぜか自分には生きづらく感じる日々。「私ならまだできる」とつい頑張ってしまうこともある。

(この「私ならまだできる」という気持ちは、一見自分に期待して『自己肯定感が高い』状態にも見えるけど、いまの自分を認めず、否定し続けている側面があると思う。私はずっと否定してたよ。)

身体の不調は、熱が出たり怪我をしたりと分かりやすく、病院に行ったり薬を飲んですぐ対処することもできる。

だけど心の不調は分かりにくい。
友達へ相談するのももちろんいいけど、もしなんだか話しにくかったら、発熱で友達に治療を求めず病院へ行くみたいに、心のモヤモヤやしんどさも、一回くらい、プロに相談してみてもいいのかも。

なんだか宣伝文みたいになっちゃったけど、私はもっと早く知っておきたかったと思ったので、そんな選択肢もあるんだよ~とただ誰かに知ってほしくて書きました◎

▼私が利用したサービス
excite.お悩み相談室
すぐその場で電話できたのがとっても良かったです!

▼友人が利用してるサービス
cotree
電話だけでなく、ビデオやテキストでのカウンセリングもあるようです!


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