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クリスマスも終わり、サンタクロースも北欧に帰ってしまった。日本にいる我々は、これから新年の支度をしなければならない。いよいよ押し迫ってきた。 クリスマスが終わった途端、何をすればいいか、買い忘れはないかと、要領の悪い私は、頭の中だけでも大忙しである。 そんな、一分一秒でも惜しい年末、夫が何やら「もにょもにょ」言い出した。夫が「もにょもにょ」しているときは、大体何某かの頼み事があるときである。 「あのね、今年度のふるさと納税の締め切りが、もうすぐなんだよね」 こう
本日は冬至である。 夫は朝ご飯を食べながら、ラジオを聴いていた。この時期のラジオはクリスマスソングを流す番組が多い。それらの曲を聴いていて夫は言った。 「もうね、クリスマスソング作るの禁止。たくさんあり過ぎるし、同じような曲ばっかりなんだもん」 突然、クリスマスソング禁止令を発令した夫。あと数日でクリスマスだというのに、急にそんなことを言われても、世のミュージシャンの皆さんを困らせるだけである。私は夫に、クリスマスソング禁止令の発令を思い止まらせるべく、 「でも、
「あ、バナナ買ってくるの忘れちゃった」 買い物袋を覗き込みながら、夫は言った。 近頃、夫はよくバナナを食べている。小腹が空いたとき、食べるのに重宝しているらしい。でも今まで、バナナを買い置きする習慣がなかったため、いつも何となく買いそびれてしまうのだ。 食習慣が変わっても、買い物習慣というのは、いきなりは変えられない。いつも買っているお肉や野菜をレジカゴに入れると、もう買う物はないと、安心しきって、レジに向かってしまう。夫の中でもバナナはあったら便利という程度の位置
私は痒がりである。 汗をかけば痒くなり、ゴムで擦れては痒くなり、蒸れたと言ってはボリボリ、乾燥したと言ってはバリバリ掻いている。 そのときも脛が痒かったので、部屋着のズボンを膝までまくっていた。長ズボンを履いていたら少し蒸れてしまったのだ。そんな格好で、私は何故か体育座りで、ポテトチップスを食べながら、夫と二人で晩酌をしていた。 小腹が空いていたのか、夫は私が袋に手を入れる隙もないほどに、バリバリとポテチを食べている。 勢いよく食べて満足したのか、夫の手がピタ