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コロナウイルス奮闘記 #17

風と共に去りぬ


超有名作品!
ママがこの作品が大好きで、小さいころからこの作品の話をよく聞かされていました。
ママの大事にしてた「風と共に去りぬ」のお皿を割っちゃったときは、「ママもう帰ってこないんじゃないか」ってくらい怒ってた。思い出深い。

ママがそれだけこの物語に思い入れがあったのもわかる。
登場人物と時代背景、景色、衣装、物語、全てが魅力的。
んん、魅力的。

現代の人は、現代じゃなくて一昔前の情景に憧れるから、そのパワーもあるんだろうけど、それにしたって画面全部が綺麗なんですな。胸いっぱいになる。ああ、この世界行きたい!ってなる。

まず、主人公のスカーレットみたいな人って本当に憧れるなぁ。
生き方がかっこいいんだよね。
さっぱりしてて、強い。真っすぐ。

この映画をこの先何回も見返したくなるくらい、スカーレットの行動や言動は強くて芯がある。快活でウキウキしてくる。
スカーレット一人が生きているだけで物語になる。
スカーレットを見るためにこの映画を見たいと思える。

親友のメラニーは、スカーレットとは対照的に、優しくて朗らかで、この人もこんな風に生きたいなぁと思わせる魅力がある。
メラニーみたいにすべての人の幸せを願い、信じることができる人も中々いない。

スカーレットもメラニーも、「いや、そんな人いるわけないじゃん」って言ったら確かにそうかもしれないけど、でもそんな理屈なんかどうでもいいくらいこの人達は魅力的だった。

ママみたいに、人生をおなかの一番深いところで支えてくれる、憧れの存在に出会わせてくれる作品は素晴らしい。
物語るってこういうことだって思う。


それと、作家が物語の結末をどうこうできるものじゃないなって思った。
結末を決められるのは登場人物だけで、作家の思想が入ってくるものじゃないと思う。作家はただ、登場人物の心の芯の部分をとらえ続けるだけ。

自分の子供達のしたいようにさせてやるのが一番ってことさぁ。

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