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【妊活応援ブログ】卵子と加齢 男性不妊について

卵子は加齢により質が低下していきます。

年齢を重ねるにつれ、数が減っていくとともに、一つ一つの質も劣化していってしまいます。

生活習慣の乱れやタバコ、食事などから入る有害物質やストレスなどがあると体の酸化が進んでしまいます。

卵子も影響を受けますので酸化し、傷ついた卵子も増えていきます。

卵巣内の卵子は、ダメージから守る機能と、損傷を修復する機能が備わっていますが、年齢とともに、その修復能力が低下してきます。

傷ついた卵子は、たとえ妊娠したとしても、染色体の異常があったり、正常に育っていくのが、難しくなってしまいます。

卵子を老化させる原因

①喫煙

②太り過ぎと痩せすぎ

③精神的ストレス

「タバコには、数千種類の有害物質が含まれており、約40種類は発がん性物質です。全身のあらゆる細胞にダメージを与えます。

特に、卵子や精子に対する毒性は強く、遺伝子を傷つけます。卵子の減少が進み、卵子や精子の老化も進んでいくと言われています。

卵子を守るためには、タバコからできるだけ遠ざかる生活をすることが大事です。

規則正しい排卵周期を保つためには、適正体重をキープすることもとても大切です。

太りすぎは、排卵機能に悪影響を及ぼすことがあり、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を引き起こす原因にもなりかねません。

ただし、無理なダイエットは、ホルモンのバランスをす場合もあるので、少しづつ適正体重に近づけていきましょう。

男性も注意が必要です。

高血圧症や高脂血症、糖尿病のリスクが上がるばかりか、生殖機能を弱めてしまいます。やせすぎも、ホルモンが正常に分泌されず、月経や排卵のトラブルが多いとされています。

また、妊娠中の摂取カロリーが少なすぎると、胎児に十分な栄養が行き渡らないおそれもあります。

精神的ストレスは、想像以上に卵子にダメージを与えます。

未熟な1個の卵子を成熟させ、排卵させるという仕事は、脳の視床下部~脳下垂体~卵巣の連携によって行われています。

これらは、精神的ダメージを受けやすく、特に視床下部は、生命活動や自律神経も司っているため、強いストレスを感じたときは、生命にかかわる重要な指示を先に行います。

そのため、生殖に関わるホルモンの分泌が後回しになってしまうのです。
人間の体には、ストレスを上手く利用して、体を良い状態に整える機能も備わっています。ストレスが全くない生活をすることは、非現実的ですので、自分なりのストレス発散法を見つけ、自分が楽しいと思える時間を少しづつでも作っていくことで、ストレスをコントロールすることができれば、ホルモンのバランスが大きく乱れることもなくなります。


男性不妊も増えています


不妊治療を始めようと思ったら、初診はできるだけ夫婦で一緒に病院へ行きましょう。
最近、様々なメディアでも特集が組まれていますが、不妊の原因の約半数は男性です。男性不妊がわからないまま、女性のみが治療を受け続け、男性不妊とわかった時には卵子が老化していて、改めて治療をしようと思っても、質の良い卵子が育たなくなっていたということもあり得るのです。

ある番組で、男性不妊の方がインタビューでこう話していました。

「もっと早く受診していれば、もう少し妻の負担が少なかったかもしれない。自分は大丈夫と思わずに、一緒に病院へ行ってほしい。」


治療のことは、夫婦でしっかり話し合いましょう。うまくいかないことや、望む結果にならないこともあります。

お互いに歩み寄り、夫婦の良好なコミュニケーションで乗り越えていきましょう。

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