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ハナマル通信8月号

夏バテ知らずの過ごし方

立秋【リッシュウ】(8/8頃)
立秋の頃が一番暑い時期です。秋が立つ、ということは、夏が極まるピークを示していま
す。東洋医学の古典の一文に「陰極まれば陽に転ず」という言葉があります。あらゆるも
のは極まると次の状態へ移り変わっていくという考え方です。季節の場合、「立」とは次
の季節の転換点を指しています。食欲がなくて……夏バテになってしまう方はごま油が
オススメ。胡麻は補益精血、平たく言えば元気を回復する効果があります。
この季節、暑いからといってシャワーだけで湯船に入らない方が増えているようです。
夏を上手に乗り切るには、短時間でもよいので湯船に入ることがオススメです。ぬるめのお風呂にちょっと浸かって、冷房で冷えすぎた体を温めてください。冷房病になっている人は汗をかくと改善します。運動で汗をかくのも一つの手ですが、帰宅後にしっかり湯船に浸かって発汗する習慣をつくりましょう。

湯船

処暑【ショショ】(8/23頃)

少しづつ秋の香りがし始める頃、このあたりから夏野菜もほどほどに摂るようにしましょ
う。夏野菜を真夏と同じような量をとっていると体が冷えきってしまいます。もう少しす
ると台風シーズンがやってきます。気圧の変化に弱い方は特に無理をしないよう、早寝早起きをして体力を温存しておきましょう。


見出し切り取り

肩や首、腰やひざといった体の痛みの原因は、ねじれてしまっている骨盤、および股関節です。一言でいえば「姿勢が悪いから」ということになります。
悪い姿勢は長年の習慣からくるものです。私たち専門家の間でも、悪い姿勢を改善することは、右利きの人が左利きに変えるくらい難しいといわれています。

1ミニ見出し

お尻を少し突き出すことで、腰が綺麗なアーチを描く。一見、美しく見えるかもしれませんが、これは骨盤が前倒しに歪み、お尻が出ることで重心が後ろにずれている状態です。腰痛や肩こりのみならず、肌荒れや便秘ほか、生理痛、不妊など、体に様々な悪影響を及ぼしかねない悪い姿勢です。

ミニ見出し2

中年期になってくると、腰と背中を伸ばしている姿勢を保つのがつらくなり、背中が丸くなった状態が習慣化してしまいます。そこでひざを曲げることでごまかしながら上半身を立たせようとします。反り腰、受け腰、いずれもお尻が後ろに出て、体の重心が後ろにずれてしまっているという点です。姿勢を改善するためには、後ろにずれている体の重心を、中心に戻してやらなければなりません。

ミニ見出し3

①足元は、内側に向いているつま先を左右外側に開き、かかと同士を近づけます。
②腰は後ろに突き出ているお尻を、恥骨を少し押し出すような感覚で前に入れます。
③両腕の手のひらを外側に向けるように手首を回転させてみます。肩甲骨が下がり、前に縮こまっていた胸が開きます。
④同時に頭を引っ張り上げられるような意識で背伸びをする


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