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【妊活応援ブログ】卵子の話

質の良い卵子を育むために、骨盤周りの血流をよくしましょう!


 骨盤の中には、子宮、卵巣をはじめ、妊娠に重要な役割を果たす、血管やリンパ管なども多くあります。卵子の成熟や発育に必要な酸素や栄養素は、血流によって供給され、老廃物の排泄をするのも血流です。

卵巣周辺の血流が多いと、発育する卵胞の数が多く、血流が悪いと少ないという研究結果もあります。
卵巣は、眠っている未熟な卵子を守り育てる保育器のような場所です。そのため、質の良い卵子を守るためには、卵巣を良い状態に保つことが大事ということになります。


卵巣は、脳からの「卵胞を育てましょう」 「排卵しましょう」というホルモンの指令を受け、未熟な卵胞を成熟させ、排卵させます。

そして、卵巣が「子宮内膜を厚くしましょう」というホルモンを出し、子宮内膜が厚くなっていき、受精卵を待つためのフカフカのベッドを作り、良い環境を保ち、妊娠を維持させます。


ストレスなどで、脳からのホルモンが出ず、指令を受けられないと、卵胞を成熟させることができなかったり、排卵ができなくなったりします。


卵巣を良い状態に保つためには、血流が十分に巡っていることが大事です。血流が十分に巡っていると、酸素や栄養素が十分に供給されます。

新陳代謝も正常に行われ、有害な物質の解毒や分解が進みやすくなります。


血流を促すために大事なのは、食事と運動と睡眠です。アロマやハーブ、漢方、鍼灸などの自然療法などを取り入れてみるのもよいでしょう。

好きな音楽を聴きながら、お茶を楽しんだり、好きな映像を見て笑うなど、リラックスする時間を持つことも、血管を緩め、血流を促すために良いことです。


卵子の話


女性は、生まれたときに、すでに一生分の卵子が卵巣の中に準備されています。その後、新しく作られることは、ありません。

妊娠に向けて排卵が始まると、1日約30個ずつ、1ケ月で約1000個ずつ減っていきます。実際に排卵するのは、毎月1個。

一生でも、400個ほどしか排卵されないことになります。卵子のほとんどは、使われないまま減っていきます。
卵子の数は、だいたい37歳を過ぎると、急激に減少していきます。

年齢を重ねるごとにスピードを増していき、残りが1000個以下になると、閉経を迎えます。女性がもともと持っている卵子の数には個人差があり、40歳までに卵子が1000個以下になる人は、女性の100人に1人ともいわれています。
卵子の数が多いか少ないかを血液検査で予測する方法があります。

AMH(抗ミューラー管ホルモン)検査といいます。

卵巣にある未熟な卵胞から分泌されているホルモンなので、この数値が高ければ、卵胞がまだたくさん残っているということが、予測できます。

この検査は、不妊治療専門クリニックでは、一般的に行われており、その後の治療を判断する材料にもなっています。AMH検査の結果、卵子の数が少なくても、質の良い卵子が残っていれば、妊娠することは可能です。体質的に、閉経年齢の早い人や、20代や30代前半でも、卵子の数が少なくなっている人もいます。


不妊治療を始めた方だけでなく、「結婚後、子供は数年後に」と考えている人や、月経不順などの異常があり、気になる方は、調べておいてもよい検査でしょう。


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