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花粉症、アレルギー体質の方に多い食事の傾向パート2


今回のテーマは花粉症、アレルギー体質の方多い食傾向である偏食タイプ、腸トラブルについて解説していきます。

まずは偏食タイプですが
食べ物の好き嫌いが多かったり、特定の食品がばかり食べている、というのが偏食タイプです。

偏食によるアレルギーはすぐには症状があらわれないないの特徴で、何時間もしくは数日経ってからアレルギー症状が出るため「この食品が原因だ!」というものが見つかりにくい傾向にあります。

たとえば、朝食メニューに必ず卵料理が欠かせない、といった人はいないでしょうか?
卵は乳製品と並んでアレルギーの可能性が高い食品です。

毎日必ず牛乳を飲むという人も、それが抗原なっている可能性がありますので疑ってみる必要があるかもしれません。


次に腸トラブルタイプについて解説します。

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アレルギーと深い関係にあるのが腸内環境です。腸は食べたものを分解、消化、吸収する役割を担っていますが、分解のメインとなっている腸の内側にある薄い膜、これを粘膜上皮細胞と呼びます。通常、粘膜上皮細胞からは消化酵素が分泌され、細かく分解されます。ですが腸内で細かく分解されないと、食材の従来持っていた特性が残ってしまいアレルギーの原因、つまり抗原にはなってしますわけです。

例えば、ソバを食べてアレルギー反応が起こる場合、粘膜上皮細胞での分解が不十分で、まだソバの特性が残ったまま吸収されてしまうためです

腸粘膜が良い状態とは分解がおこなわれ、細かい分子しか通さない状態です。
ところが、腸内環境が悪化すると、本来、細かかったはずの網の目が粗くなってしまうと分解されていない大きな分子も通してしまい、それが抗原となってアレルギーが発症してしまうわけです。

この腸のトラブル、粘膜の網の目が粗くなった状態は、「リーキーガット症候群(LGS)」、「腸管壁浸漏症候群(ちょうかんへきしんろう)」と呼ばれます。
原因としては、腸の未成熟、粘膜の栄養不足、抗生物質の影響、カンジダ感染の4つが考えられます。

そこで腸内環境を整えるオススメの方法が二つあります。

1 プロバイオティクスを摂るということ
乳酸菌の多くは胃を通過する際に胃酸により死滅してしまいます。腸まで届くためには強い酸である必要があり、それができるのがプロバイオティクスです。
乳酸菌がもつプロバイオティクスの期待される効果抜粋
1.腸内環境改善作用
2.発がんリスク低減作用
3.免疫機能調整作用
4.アレルギーの低減作用
5.花粉症軽減効果
6.インフルエンザ感染予防
7.血圧降下作用
8.胃内ピロリー低減作用
辨野義己(べんのよしみ)「プロバイオティクスとして用いられる乳酸菌の分類と効能」より抜粋

しかし、市販のヨーグルトにもプロバイオティクスの表示をあげた商品が並んでいるのですが、その多くが砂糖やフルーツが入っているため体質改善のためにはオススメできません。

ちなみにオススメのヨーグルトは
アレルノンヨーグルトです。こちらは米粉とヌカ漬け由来の乳酸菌で作った日本人のお腹に合ったヨーグルト風食品です。
ただし滋賀県でしか生産していないのとクール便での発送になるので送料がかかってしまうのが難点です。
ですが粉末タイプの乳酸菌もあるようなのでご興味ある方はリンクをチェックしてみてください。

そのほかに食品でとるとしたら甘酒、みそ、納豆、ヌカ漬けなどが日本人の腸には良いようです。

2つ目はプレバイオティクス

腸に存在する善玉菌を増やす方法で食物繊維、オリゴ糖、ラクトフェリン送り込むことによって増やすことができます。

ただ今回特にオススメしたいのが食物繊維です。

実はある東京都の調査で食品供給率と花粉症の有病率を調べた結果
野菜などの食物繊維が年々減っているのに逆行して
花粉症の患者が増えているというデータがあります。
つまりアレルギーが年々増えているというこです。

現代人は野菜が圧倒的足りていません。
食事を見直しましょう。

それでは復習です。

偏食タイプの方は

気づかないうちにアレルギー食品を摂取している可能性があります。
同じ食品ばかり食べないようにしましょう。


腸トラブルタイプの方は

腸内環境を整えるために

1つ目プロバイオティクスを摂りましょう。
オススメのヨーグルトはアレルノンヨーグルト
そのほかに みそ、ヌカ漬け、甘酒、納豆
日本の伝統的な発酵食品を食べましょう。

2つ目
プレバイオティクスとして
特に食物繊維を多めに摂るようココロがけましょう。

それから前回ご紹介した糖質過多タイプの食事の注意点も重要ですのでそちらもチェックしてみてくださいね。
以上になります。


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