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パラレル、パラレルの呪文。

ラミパス、ラミパスは誰の呪文だったか。

わたしが一番はじめに覚えた呪文は、
ペルッコラブリンクルクルリンクルであった。

ご存知かしら?

お気に入りの呪文というのは、
子供の頃に覚えておくと、
マントラの一種みたいになるので、
女の子に限らず、
誰でもひとつくらいは
覚えておくといいのではないだろうか。

魔法少女の変身用のそれでなくて構わない。
技を繰り出す前に唱える術式でも技名でもいい。

何か心の切り替えの一つとして
使えるような気がする。


今の仕事が、結構好きだ。

今の仕事を始めた時、
小説家にもシナリオライターにも
成らない自分を受け止めきれずに、
「いつか、なろう。
社会経験が足りない阿呆な自分の書くものに何の価値もなかろう。」
と心を宥めて、
今の仕事を選んだ。

(実際は母親に、
「せっかく大学まで出たのに無職なんて
人生への向き合い方が甘過ぎる〜。
4年間何してたの〜。
もう黙ってられない〜。
仕事して〜。」と泣かれたのです。)

今の仕事に対して、
「なんて向いてないのだ。」
と始めた当初は思っていたのだが、
10年以上続いているところをみると、
「向いていないわけじゃなかった。
むしろ向いていたのか。」
と思っている。

つまり、
それだけ自分の事を知らなかったのだ…。

今の仕事を続けられた理由は、
性格も勿論あるけど、
ちょっとした呪文を
持っていたからだと思っている。

辛いことがあった時は、
「このことは、全部書く力の糧に!」。
後悔することがあった時は、
「あの日こういう選択をしなかったわたしがどこかに…。」。

目指す、パラレルキャリア。
思う、パラレルワールド。

それは、
パラレルの呪文だ。

今の自分は自分じゃないって思うわけではないし、
副業がやりたいと思っているわけでもない。

どちらも同じようにやりたいと思っている人だけに
効力を発揮する呪文だと思っている。

使い過ぎると、
機を逃す可能性もある呪文なので、
取扱注意の危険な呪文かも。

まぁ、『バルス』よりは、危険じゃないはず。

それにしても、
呪文元祖に近い
テクマクマヤコンも、
マハリクマハリタも、
すごい言葉の羅列である。

マハリクマハリタなんて、
その先にまだ
ヤンバラヤンヤンヤンと続くのだ。
凡そどの言語からの引用かも
判別不能である。

判別不能なものには
それ相応に、
ミステリアスな魅力があるな。

しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!