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もう悩まない「目線」の付け方

目線ってそもそも何のことを言ってるの?

SNSなんかを見てると
「目線は合ってたんだけどなぁ」とか
「下目線で見てます」
「今は上目線です」

みたいな使われ方をしていますよね。

でも結局「目線」って何のことを言ってるの?

こう思ったことはありませんか?

FX界隈で使われる目線とは、大きく分けて2つの意味があります。

1:【ダウ理論基づいた目線】


1つ目の使われ方はダウ理論の方向を表しています。

チャートの波形をダウ理論で追っていくと現在のチャートは「上」を向いているのか、それとも「下」を向いているのか区別できます。

区別できるとは言っても、トレーダーによって波形の認識の仕方はさまざまです。

波形を細かく捉える人もいれば、おおざっぱに捉える人もいます。


こんな感じで、同じチャートを見ていてもトレーダーによって「上目線」にとらえる人もいれば「下目線」にとらえる人もいます。

画像はどちらも下目線ですが 汗

どちらが正解ということはないのですが、FXというゲームの性質上、多数決で多い方にレートが動くので、より多くの人が意識している波形を認識できると良いでしょう。

ここで一度ダウ理論についておさらいしておきましょう。

ダウ理論は十分理解してるよーという方は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

「ダウ理論」

ダウ理論は、チャールズ・ダウさんが唱える相場の原理原則です。

主な項目が6つあるのですが、本当に重要なのは1つだけなのでここで覚えておきましょう。

ダウ理論で最も大切なことはこれです↓

「明確な転換のシグナルが発生するまではトレンドは継続する」

これだけ覚えてください。

明確な転換のシグナルが出るまではトレンドは継続する前提で相場を見るんです。

「メッチャ伸びたし…そろそろ反転するんじゃ…」

「凄い勢いで反転してきた!これはいくだろ!」

動くチャートを見ていれば上記のような場面に出くわすこともあります。

しかし、「明確な反転のシグナル」が発生するまではトレンドは継続するものとする。

これがダウ理論です。

じゃあ、そのシグナルって何よ?って話ですよね。

これは実にシンプルで「押し安値」「戻り高値」をレートが抜いてくるかどうか。

上昇トレンド(上目線)の時につけた””直近の””安値を「押し安値」といいます。


押し安値をレートが下抜いてくるまでは、上昇トレンドは継続する。

と、チャールズ・ダウ先輩は言ってるんですね。

下降トレンドの場合は「戻り高値」をレートが上抜いてくるまではトレンドが継続するということ。

実際そうなることが多いので素直に従うべきだと僕は考えます。

話を戻します。

ダウ理論でいう目線とは、現在のチャートが上昇トレンド・下降トレンドのどちらであるかを指しています。

上昇トレンド(上目線)の場合には押し安値をレートが下抜いたら下目線に切り替わります。

下降トレンドの場合は反対で、最安値を付ける前の””直近の高値””のことを「戻り高値」と呼び、戻り高値をレートが上抜くまでは下目線となります。



2:【売買判断の目線】


2つ目の目線は、「買い目線」「売り目線」といった売買判断で使われる場合です。

こちらはSNSなどでよく見かける使い方ですが、前述のダウ理論の目線と混同しないように注意が必要です。

シンプルに買おうと思って買い場を探している状態や、売りを狙っている状態など、自分の売買したい方向のことを言っています。

注意したいのが、ダウ理論では上昇トレンドなのに例えば、A君が「売り目線で見てるよ」なんて発言をすると初心者の方は「えっ、売り目線なの?でも今ダウは上じゃないの?えっ…どっち?」みたいな混乱を起こしがちです。

そうならないためにも、誰が何と言おうと自分がチャートを見てすぐに「今は上目線だ」と判断できるような状態まで目線を付ける練習をしましょう。

そうすれば他人の言動に惑わされるようなことも無くなりますからね。

ということで実践あるのみ。さっそく目線クイズといきますか。

これから貼り付ける画像を見て、現在のチャートは上目線なのか下目線なのか自分の頭でよ〜く考えてみてくださいね。

最後に正解というか僕の見解を載せておくので答え合わせしてみてください。

目線クイズ①現在は上目線?それとも下目線?

目線クイズ②

目線クイズ③

さて、どうでしたか?

すぐに目線を付けられましたか?

1問につき30秒以内にサクサク答えられたら、あなたはもうダウ理論マスターですよ!

それ以上時間が掛かってしまっても全然問題ありません。

早く目線を付けるよりも、時間をかけても良いから正確に判断できるほうが大事だからです。

ダウ理論はすべてのテクニカル分析の礎と言ってもいいくらい重要な要素。

チャートを見る時は常に現在の目線はどっちだ?と探ってみてください。

それでは最後に目線クイズの僕の見解を載せておきます。

目線クイズ①の見解

目線クイズ②の見解

目線クイズ③の見解

お疲れ様でした!
こんな感じでFXの知識や、僕の経験から得たノウハウを今後も発信していくのでぜひ「はなまげ」をフォローしてお待ちくださいね。「X」でも気軽に絡んでくれると嬉しいです。では。


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