The orange forest

　7曲目「The orange forest」について

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理由はいらない　
涙は乾いた
オレンジの森で　
霧が晴れるまで

歩き疲れたら　
アカシアの絨毯
オレンジの夕陽
君に触れるまで

小さな羽根じゃ空までいけない　
遠くの雲
たしかな　やわらかな君
ねえ　指の隙間　
まだ感じるの

枯葉に埋もれて　
世界は隠した
オレンジのメロディ　
君を包むから

小さな羽根で迷って　
君は毛皮の中
たしかな　やわらかな夢
ねえ　指の隙間
星は輝く

理由はいらない　
世界は奪えない
オレンジのメロディ
君を包むから

「2016年8月のうた」です。

深い森の中を彷徨っている、
そんなイメージの曲です。

悲しみの果てに、涙が乾いたとき、
大切なものを失っても
その存在は失われない
何がが奪われるわけではないと気づいた、
そんな感じのことを歌っています。

アレンジの際、いろんなバージョンを作って試行錯誤したので時間がかかってしまいました。大人っぽいおしゃれな感じも合うかな？とかリズムが鳴ってるようなのもかっこいいかな？とか迷ってしまって。

でも最初にこの曲を作ったときのイメージ、中世ルネッサンスのような雰囲気を大切にしたかったので、その方向で進めることに。
古くて神聖な感じを出したくて、ギターを重ねてみたり、トロンボーンを入れてみたり…。

録音では全然いい歌が録れなくてすごく悩みました。何テイクも録ってやっと完成しました。声はラジオボイスに加工するのも結構良かったのですが、結局ノーマルな感じで自然なままにしました。

さみしいけど、美しい感じが表現できていたらいいな。