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十津川村 冬季周遊観光バスに乗る理由

書いてる人
2019年10月、住み慣れた横浜を離れ、日本一大きな村&大秘境の十津川村へ。現在、十津川村地域おこし協力隊のはなこ。村内ガイドをしています。
2021年11月、パートナーのタレクさんもサンフランシスコから参戦。
十津川村でのドタバタ生活をご紹介。

村に宿泊するなら
絶対に乗ってもらいたい

と思った周遊観光バス。今回noteにて、そのおすすめ理由を熱くお伝え。

周遊観光バスとは

十津川村は、日本で一番大きな村。おすすめスポットが、とても離れていて車がないと移動がとても難しい。ということで、2021年に試験的に周遊観光バスを走らせました。
11月まで、平日は「空中の村」や「玉置神社」へ行けて、休日は「瀞峡」や「空中の村」に行ける(3日前まで要予約)。12月から2月までは、「玉置神社」に行ける (こちらも3日前まで要予約)、そんなバス。
(詳しくは、十津川村観光HPで。)
2021年、とても人気があったので、2022年も!として、現在進行形でバスが走っています (運行は村内のタクシー事業者さん、三光タクシーさん)。

三光タクシーさんのジャンボタクシー 冬季の間はこちらで玉置神社へ

乗ってもらいたい理由 その1

自分の体を守れ!
身の危険。安心して神社へ行ける。

玉置神社が鎮座する玉置山は、標高1,076m。駐車場は、標高約1,000mの場所に位置しています。ということは、標高約150mの十津川温泉から、車でぐんぐん850m上って行かないといけません。
でっかい十津川村。局所的に気候が本当に異なります。同じ村でも、北と南でも気候が違うし、山の下と上でも気候が違う。
何を言わんとしているかというと、山の下が安全だとしても、山の上は真っ白ということ。

山の上は、道が真っ白。スタッドレス履かないと無理!
というか、神社に向かう時にドキドキ身の危険感じながら運転し続けるなんて、嫌だ!

しかも、この道で対向しないといけないんですよ。できます?
私は、できない。したくない。
ちなみに、我々が帰る途中対向した車は、登りで車を停車してしまったため、発車できずに滑っていました。。。。十津川村に宿泊して、周遊バス乗りましょう!

乗ってもらいたい理由 その2

神秘的な玉置神社に出逢える

控えめに言って、美しい。
本当に神秘的な玉置神社に、安心してたどり着けます

冬の間、道路が真っ白な間は、朝の便のバスに乗るとまだ誰も神社に参拝に来ていないことも。シーンと静まり返った神社、風の音や木が揺れる音、そして小動物の足跡を楽しみながら、参道を歩きます。

バスで行くと、「何の足跡だろー」って
穏やかに楽しめる、心の余裕が持てます 

玉置神社
玉置神社は大峰山脈の南端に位置する標高1,076mの玉置山の山頂近くに鎮座し神武天皇御東征の途上として伝承されています。
創立は紀元前三十七年第十代崇神天皇の御宇に王城火防鎮護と悪魔退散のため早玉神を奉祀したことに始まると伝えられています。
古くより熊野から吉野に至る熊野・大峰修験の行場の一つとされ、平安時代には神仏混淆となり玉置三所権現または熊野三山の奥院と称せられ霊場として栄えました。

玉置神社HPより

今玉置神社では、令和2年から始まった「令和の大改修」が行われていて、令和10年末まで続きます。9年間かけて修繕される玉置神社。歴史と簡単に修繕できない場所の凄さを感じます。

イワヒバが群生している社務所向かいの岩。
この子たち、かわいいんです。

歴史を感じる社務所

社務所・台所は昭和63年(1988)に国指定有形重要文化財となりました。江戸時代末期、神仏混淆であった玉置神社の別当寺であった高牟婁院の主殿及び庫裏として建立されたもので、 神仏分離後は社務所・台所および参籠所として使用されています。棟札から文化元年(1804年)の建立と判明。社務所は入母屋造銅板葺き、桁行22メートル、梁行15メートルで、北面に玄関を設け、南面は懸造とし、 地階には参籠所を備えます。台所は桁行9メートル、梁行8.9メートルで、屋根は銅板葺き、東面は入母屋造、 西側は社務所に接続されています。 上質な書院建築と参籠所を上下に複合させた構造は、近世における修験教団の活動が作り出したものであり、 社務所および台所とも、わずかな改造を受けたのみで古い様式を今に残しています。

玉置神社HPより

何よりも凄いと感じるのは、国指定有形重要文化財の社務所・台所が、令和の大改修に入る前まで、現役で使われていたこと。
守るだけではなく、使用し続ける事で、文化として継続するのだろうなと、感じたり。

摂社・三柱神社にもお参り
清々しい気持ちで、帰路に。
どの杉も大きく、自然の壮大さを感じられる場所。

こんな穏やかな気持ちで、真っ白な玉置神社を散策できるのは、行きも帰りも運転しなくても良いから!是非、十津川村に宿泊して周遊バスに乗りましょう!

乗ってもらいたい理由 その3

ドライバーさんとの交流がめちゃくちゃオススメ

本当にこれ。これ、これ、これ。
三光タクシーのドライバーの皆さんが、面白い、優しい、笑いが尽きない。

いろいろ話を道中してくれるドライバーさん
あんなことやこんなこと面白い話をたくさんしてくれる!
ドライバーさんおすすめの場所で写真撮影も!

ひとり旅だとしても、バスなら安心して玉置神社まで行けるし、ドライバーさんと楽しくお話しできるし、十津川村の周遊観光バス、控えめに言って最高なんです。

冬の間は、皆さんにオススメな周遊観光バスですが、それ以外の時期でも

  • ひとり旅の方 (バスできても、車できても)
    → ドライバーさんとの交流を楽しんで!

  • 車で来たけど細い道で対向するのが…って方
    → 周遊観光バスに乗って、心穏やかに玉置神社参拝しましょう!

是非、十津川村に宿泊して、
周遊観光バスに乗りましょう!


観光周遊バスについては、十津川村観光HPをご覧ください

Oggiマガジン専属モデルのオッジェンヌも玉置神社へ! 
↓↓↓
<玉置神社>神気みなぎる山奥の神社でパワーチャージ


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