R-1 ぐらんぷり 2023
もう観なくていいんじゃない、
っていうのがうちの娘の意見なんですが、
いえいえどうして?やっぱり見るんだよ。
そして見てよかったじゃないか。
ざっくり感想を。
復活ステージは
Tverが途中で落ちるという不遇に見舞われつつ
シモタ、
鈴木ジェロニモ
ソマオ・ミートボール
赤木裕
に入れた。
アハハと笑った人に入れた。
いろいろ思うところがあるけれど。
ソマオさんは
笑うというか
全部あの韻で気持ち良すぎるネタの細かさに
これは入れないと
という気にさせた。
ひとり
あの4分でしっかりアンチの心が芽生えた人がいて、
自分でも驚いている。
そもそもおそらく初めて見たであろう人で、
逆に注目だよ。
こんな短い時間で、イラッと、いや心に留まるなんて。
それにしても、まったく私の好みと違う人が受かった。
あの弁護士の方はイケメンですな。
私としては、もうひと展開欲しいかな、と思いまして、票は入れなかった。
しかし、今年は「展開」を誰も言わないせいで
むしろ言いたくなる年だった。
辞書の口コミをやった寺田さんと、
優勝した田津原さんが面白くてネタが好きと感じました。
ネタは全部面白かったけれど。
最後、きょんさんと田津原さんの決勝で
でもきょんじゃね?
と一瞬思った。
幅が見えたし、その計算もきっとあったはず。
とっても惜しかったね。
ただ田津原さんのネタがすごく好きだったので、
受かってほしかった。
一瞬しか映らなかったカードたちに
細かく手間暇かけているところが特に。
カードゲームまったく触れていないんで
あるあるとかは全然刺さらないけど、
そういうあるあるなんだろう、ってところまで
笑えた。
天理高校は紫色のタオルとかは
一切ピンと来ないし、てんり?って本当の高校かい?っていう知識レベルでも、
そんなことはどうでもよくて、
学校によってタオル色分けされているのでテンション上がるの
おもしろ、って思うし、
絵柄もいい。
絵柄がいいんかも。
細部の面白がじわじわとネタの好感度をあげている印象。
だから田津原さんを推していた。
別にきょんのネタが悪かったわけじゃないし、
面白かった。
なんとなく、の知識だけどネットで叩かれているの?なんで?
おもしろいじゃん。
どちらかというと私はラフレクラン、いやコットンはあんまりだ。
彼らが
一年目の頃から
幕張の劇場に出ていて、
なんとなくぼんやり「ニガテなほうかも」と思って見ていた。
珍しいでしょ。
普通一年目から見ていたら、
応援すると思うんだけど、
そうじゃないところが、めずい。
それだけ実力は認めているってことだ。
まだ荒いところとかがあったら、
応援もできると思うんだけど、
最初から彼らは見やすかった。器用で華があり、ちゃんと笑いをとっていた。
じゃ、なんで苦手かというと
尼神インターの渚さんが「きょんは黒目が多い」と言ってから、
たぶんそれが理由だな
と我が家の中では
話がついている。
人柄が図れない、なにかアブノーマルなものを感じるが、芸風も彼らの所作もそれとは乖離している。
だから気になる存在で、ずっと追っている。
西村さんのしくじり先生、改名、結婚、エレパレとかがあって、
キングオブコントで実力を見せつけ
もしかしたら本当にブレイクするかもしれない。
今回も叩かれているにせよ注目度があったってことだ。
よかったね。
そしてRー1のこれからについて
やっぱり気になってしまう。
ネタは全部すばらしく、
やっていること自体は
一番注目されてもいいし、
1人で舞台に立ち、
笑いをとるというのは、
本当に格好いいことだから、
もっとちゃんとしてほしい。
世界的にはこっちのスタイルがスタンダードだろうし。
娘としばしそれを考える時間ができた。
2022年チャンピオンのしんいちさんの1年を見てみても、
誰が優勝するかが最も大事だと感じた。
賞がスターを作るんじゃなくて
スターが賞を引っ張るのだ。
Mー1がここまでなったのも
優勝した人たちのおかげだ。
そもそも最初はMー1のおかげだったわけではないのよ。
待つしかない。
ただ低迷が長すぎないかしら。
何年やってると思っているんだろ。
いい加減にしてほしい。
あと
「夢がない」に乗っかりすぎ。
決勝後のENGEIグランドスラムが生放送で
そこで余韻を感じられて
とっても良かったんだけど、
そこでのウエストランドとの絡みがあり
井口さんのいうとおり
「そういうとこだぞ」って思う。
本当に。
R1は
今一度自分の身の程を知り
この能力のなかで何ができるか
よく考えて。
「でも難しいのか。ママや私がやれって言われたらできないよ」
と娘が大人な意見で締めくくっていた。
この一年がまた楽しみ。
では。
PS
やらせ問題が話題になっていて
あっは、おもしろー
と、はしゃぎそうになったけど
これ真面目に取る人を容易に想像できる。
ので、なぜやらせでないのかちょっと考えればわかるけど、
私なりの考察。
偶然にも、
出番前のチャンピオンの点数と同じ点数が
画面に一瞬映ってしまった。
この点数がやらせであっとしたら、
本番で点数をいれた審査員たちがやらせに加担した
ということだ。
この時点であーないないだけど、
1人ずつ考えてみる。
「やらせしてくれませんか」
と言われて、やるだろうか。
ハリウッドザコシショウ。
根が真面目すぎる人だ。
こんなの許すわけがない。
今回も全て真摯で真面目なコメントと点数だった。
またケンコバさん(親友)に怒られるだろう。
それわかっていて真面目なんだから、
やらせは無理。
野田クリスタル。
こんなピュアボーイには無理だろう。
彼のお笑い人生は波瀾万丈で
最初からは想像できない立ち位置とスタンスに今はいるけれど、
お笑いに向き合う純粋さは
全く変わらない。
もしどうしても加担しなくてはならない事情があったら
泣きながらやっているだろう。
しかし本番中、
野田さんは一番快活でリラックスしているように見えた審査員だ。
というか、そもそもやれと言われたことの反対をやるタイプの人だ。
ザコシさんも、だけど。
やらせは無理。
小籔千豊、バカリズム
ともに、もしやらせを頼むスタッフがいたら
見てみたい。
相当な度胸のある人か、バカだ。
何を言われるか
どんなに怒られるか
いや目上であっても
刺すような返答をするだろう。
怖すぎる。
陣内智則。
ひょっとして1人でもなびく人がいたとしたら
ありえなくも、、、
そしてここで思ったが
点数を合わせにいったとしたら、
加担するのは審査員全員でなくても良いはず。
もしかして、、、。
なんてね!
ないない。そんな大役ができるほど大物じゃない。
気持ちが小物だもん。
周りを見て空気を読む人だ。
隣のバカリズムさんに
「あれ?」と思われるのが
怖いはず。
最後の決勝のリアクション見た?
あの人には無理よ。
ま、そんなわけでやらせなどできないんだけど、
考察できるほどの偶然の産物て、面白い。
あとどの審査員を考えても
自分たちが長い下積みや賞レースで
苦渋をなめ、戦ってきた人たちだ。
当然ながらファイナリストに対して
リスペクトのある態度だった。
そんな人たちが、冒涜するようなことを
するわけないのよ。
当たり前じゃないか。
追記が長くなりました。
では。
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