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見たり聞いたり日記 M-1 グランプリ 2022

大イベントである
M-1グランプリ2022が
幕を閉じました。

放送から一週間が経ちこれを書いております。
時が動かない感じでした。

全組のメモ書き

カベポスター
出順について我々視聴者はあーだこーだいうのはダサいのか問題について考えてみる。
結論はどうかわかんないけど、
笑みくじなんつって、
エンタメにしようとまでしているので
言ったっていいかもしれない。
娘のお友達が「出番順なんてどうでもいい。おもしろいかどうかだけじゃん」と
とがったことを言っていたらしい。
娘はおそるおそる「順番って大事だよ」と言ってみた、とのこと。

真空ジェシカ
娘は真空を推している。
すっごく面白いと理解できるうえで、
私はついていけない瞬間がいくつかあって、
それは老化した脳のせいかもしれない。
フレーズを作っていく芸人さんが
これまでもたくさんいろんな荒地をならしていったけれども
真空はそれをしている人たちかも。

オズワルド
敗者復活を見ていて、
これは票を入れちゃうでしょと思うくらいの出来栄えを見せていた。
M-1ど真ん中の人たちがこれからどうするのか楽しみにしている。
青春のにおいがする。


ロングコートダディ
準決勝の同じネタもすっごく面白かった。
だけど、ここまで盛り上がるとは思わなかった。
ああ、いいのね。これもM-1では、OKなんだな。ってなった瞬間を見た。
実は前にも見た。笑い飯の時だ。
大喜利のやりあいでいいの?ってあの時思った。
でも笑い飯は一回一回コントをやめて、漫才に戻ったけど、
ロングコートダディはコントをやめることなく大喜利のやりあいを続けた。
コントを一度もやめることなく漫才を続けるのって和牛がM-1で開発した
って聞いたけど、本当ですか?
そんなことはどうでもよいが
ロングコートダディはやばい。
大阪芸人の先頭集団。

さや香
ここが今回のM-1の流れで一番好き。
ロングコートダディ、さや香、男性ブランコの出順の流れ。
漫才終わった瞬間、「1位でた」と娘につぶやいて、
「え、今?」と突っ込まれた。
なにもかもが完璧だったんじゃないか、ってあの時は思ったのよ。
「いつまでも若くないですよ」
っていう入りの自然さ、だれもが聞いたことがある、また共感を生む老化についてのトピックから
「だから僕は免許を返納しました」
っていう急降下に変なところに持っていく漫才の内容はしみじみ考えても素敵すぎる。

男性ブランコ
準決勝で私の中の1位が決勝でも1位になった。
なんもいうことないくらい好き。
全然違うんだけど、私、インポッシブルのネタも好きなんだ。
アホ流血ネタでくくれるのかな。
お父さんは心配性もカテゴリーに入れよ。
おだやかに見える二人ですが、
ものすごいものを持っている
とたびたび感じます。

ダイヤモンド
この空気でどこまでいくのかな、ってジワジワ見ていた。
悪くなかったと思うけれど、
その後のいろんな媒体で見るたびに
野澤さんがすねているの切な面白い。
カベポスターの永見さんと同様
松ちゃんに「ダサいでしょ」と反論したの本当に格好いいと思っている。
永見さんの「人の人生なんだと思ってんのぉ」には二重丸をつけています。

ヨネダ2000
私が女子高生だったら、あこがれちゃうと思うんだよな。
大舞台でめちゃくちゃすごい。
全M-1の女性コンビの中で私にとっては1位だ。
空気にまったく負けてなかった。
かわいくて、かっこよすぎる。

キュウ
変だよね、キュウって。
私、いつも怖い。たぶん人としての内容物がわからないからだと思う。
そこを気にならないのか、どうなのか、で、違う印象を持つのでしょう。
娘はキュウ推しです。
私はそこはかとない漆黒を感じる。
底知れぬ、といういい意味にとってほしい。

ウエストランド
悪口漫才とかボヤキ漫才とか言われているのは、
そのジャンルがかつて一世を風靡した過去があったのと関係しているのだろう。
でも本当のこと言うとそういうのとは全然違って
井口さんの自我がついてにすべて肯定された瞬間を目撃した
っていうその素晴らしさに尽きる。
第1ラウンドで点数が出る前にはすでに、あまりに感動して泣きそうになった。
ずっと井口さんって怒ってきた。
自分の尺度で。それがめちゃくちゃ面白いって、すごいことだな、ってずっと思っていた。
いつも報われないし、苦労して、嫌われて、それでも「なんだよ!」ってキレてた。
それが全部ふりになったじゃん、って、最初の漫才が終わったときに思った。
優勝とか高得点とか、その前に、すごい面白いことが伝わったじゃないか!
ってうれしかった。
叩かれるでしょう、それはもう。
でも想定内のそこまで入れてのエンタメ
って分かった上のことだから
なんてことない。
人の真価が問われた。
本当に良かった。

あと敗者復活的ハイライトは
みんながいうようにダンビラムーチョ(国民投票100点付けた)と
やっぱりヤーレンズとマユリカがおもしろくて、
あと令和ロマンがすばらしかった。
写真はスマホの投票。
テレビのdボタンはダンビラ、オズワルド、からし蓮根に入れたでしょうか。

裏話も大好物だから芸人さんのラジオ聴きまくり
もちろん分析も好きだから
書くし話すし
余すことなく考える。
銀シャリのポッドキャストが
M-1感想の中で1位かも。
それから
アナザーストーリーもね。
しっかり感動した。
井口さんギクシャクしてませんでしたか。

私的なアナザーストーリーヒットは
YouTubeのほうの最後。
ヨネダの愛さんが
井口さんのことを「めちゃくちゃおもしろい」といったあたりの
男性ブランコとヨネダ2000の会話。
「アナザーストーリーの悪口」ってほんとになんだよ、と思ったし、
平井さんが「芸人よな」とリスペクトを込めて言っていたのが印象的でした。

その日、一番面白い人が優勝した。
最高の大会。

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