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【妊活】採卵をしてきました

私自身のための採卵レポートです。具体的な数字などは避けますが、読みたくない方は余計な情報をキャッチしないためにも、閲覧注意でお願いします。

12月のブライダルチェックから始まった不妊治療。今日は初めての「採卵」の日。

精子は院内採取

来院は9:25。旦那さんも同行してくれました。私たちの通うクリニックでは、精子の提出については持ち込みか、院内で採取するからの2通り選べます。こればっかりは旦那さんのメンタルや体調などの希望が通った方がスムーズだろうということで彼の意見を尊重。今回は「院内採取」で挑戦することになりました。

院内で採取するを選択した理由を彼に聞いたところ、

来院9:25だと家を出るのは8:30頃。時間のリミットによってプレッシャーを感じそう。

もともと一緒に来院するつもりだったから、精子もその場で採取した方が新鮮なのでは?

ということでした。実は前日ランチにソフトクリームを食べたという彼。お腹を下し、吐き気を催し、体調は万全とはいえず……。そんな様子を昨晩目の当たりにして、今月は諦めて来月からまたタイミングを合わせるべきかな……、なんてことも視野にいれていました。

で、こんな背景もあったので彼は出発時間10分前に起床。とはいいつつ体調はほぼ回復。自宅での採取では確実に間に合ってなかったので、院内採取を選択してむしろよかったと思いました。(朝ごはんのヨーグルトをかき込み、寝癖を直して即出発です)

クリニックに到着してから

クリニック到着後、彼は精子採取室へ。私はリカバリー室と呼ばれる部屋へ案内されました。カーテンで仕切られた空間には、リクライニングもできる椅子と貴重品が入れられるロッカーが備え付けられていました。4つに区切られたスペースは私が入って満員。私の前にも既に3人の患者さんがいたようです。

その部屋の中で、服を着替え頭にキャップを被ります。看護師さんが途中で様子を見にきて、体温や処方された薬の服用時間や、注射を打った時間、断食の時間などを確認されました。
(採卵2日前から、薬を飲む時間、自分で注射をする時間が、分単位で指示されています)

採卵の順番が回ってきて

しばらくあてがわれた椅子に座って、目をつぶって瞑想していました。頭を空っぽにしたくて、何も考えないようにしてきました。
理由は2つ

1つ目は痛みによる恐怖心があったから。
2つ目は採卵可能な卵子が増えていて欲しい……という願望が頭から消えずに焦っていたから。

慣れない病院の天井を見つめながらカーテン越しに雨音を感じようとぼーっとしていました。

体感は10分程度。手術室と書かれた場所に案内されます。「手術」なんて大袈裟なっ!と思いつつ、ベッドに寝かされて、両側に看護師さんが立ち、血圧計を装着され指に何かの心拍を測る機械をつけられ、足をバンドで括られたあたりから、今まで不思議と感じることのなかった緊張感が生まれてきました。

処置をしてくれるお医者さんは、いつも診療でお世話になっている方。いつも通りの口調で、「超音波入れますよ」「表面を綺麗にしますよ」「中も洗浄します」「ここしんどいですが頑張って!」「局所麻酔します、ちくっとしますよ」

と、今私の視界に入らない場所で何が起きているのか声をかけながら進めてくれます。

局所麻酔はまぁまぁ痛い

実は麻酔を局所麻酔にするか、全身麻酔にするか事前に看護師さんとお話していました。選択は私がしていいようでしたが、「実際みなさんはどうされるんですか?」と質問したところ、「局所麻酔でやってみる人が多いですね」と教えていただきました。

看護師さんが「1度痛みを知ってみて、次があった場合耐えられるかどうかを考えてみてもいいと思いますよ。今回採取する卵子の数と並び方を考えると、子宮に針を刺す回数もそこまで多くなさそうですし……」とのことで、今回は、局所麻酔での挑戦です。

で、実際に注射刺されるわけですが、これがまぁまぁ痛かったです。(全身麻酔であってもこの注射からは逃げられないのかな?)左と右と1回ずつ計2回刺されます。隣で見てくれている看護師さんが「お痛み大丈夫ですか?」と声をかけてくれますが、「大丈夫は大丈夫だけれども……」と言ったところでした。(実際は顔をしかめながらも「大丈夫です!」と答えています)

お腹の中で、おへその下あたりを針で刺された感覚があり、キューっと押されるような痛みがありました。そんな痛みを2回我慢。ようやく採卵が始まります。

採卵もやっぱり痛い

局所麻酔をしたからといって、採卵も痛かったです。室内にはピコーン、ピコーンと電子音が響き、看護師さんの「きてます、とれてます」と言った声が聞こえてきました。先生と看護師さんが「何個くらいとれそうですか?」と言っている会話も聞こえてきます。当初は1つだけと言われていましたが、複数個採ることになったようで、痛みと体内に異物を入れられているという違和感のなか、軽く笑みが溢れました。

私の感じた痛みは3回。卵子を狙って吸い出すために針を刺しているときの痛みです。(実際はもっと刺していたのかも)刺されたあとに押されるような感覚があって、キューと、ギューと身体の内側にくぐもりながらも鋭い痛みが響きます。とはいいつつこちらも耐えられる範囲の痛み。「うぉー刺されてるーー!」となっていました。

無事採卵を終えて

リカバリー室に戻されて15分ほど休憩。結局いくつの卵子が採れたのか、旦那さんの精子の状態はどうだったのか、などのお話はまだありません。

ただだいぶ疲れていたようで、15分間椅子にぐったりと座っていました。再度看護師さんが様子を見にきて、血圧と体温を測ってリカバリー室をあとにします。幸いにも、点滴や休憩の延長もなくすぐに着替えて、旦那さんの待つ待合室に行ってもよいとのことでした。

お医者さまの診察

旦那さんと合流して数10分。診察室に呼ばれます。今回採れた卵子の数と精子の状態を説明されて、今後の処置について相談をします。私の場合、胚を凍結するという方法になるようです。ここからしっかりと胚になってくれる確率や、着床の可能性などのお話、凍結する胚のグレードのお話など、自分たちで今後の流れを選択しなくてはならない項目がいくつかありました。

「今回1回目だし、今回の卵子の育ち方をみる限り、また採卵できるほどの子宮の能力はありそうなので……」と言う、お医者さんのお話を参考に、いくつかの選択をしてきました。

採卵後の痛みについて

9:25から始まって、12:00頃にクリニックをあとにします。旦那さんとお互いが離れている間にどのような経験をしたのかを共有。お互いに初体験が多すぎて、ちょっと興奮状態にもあったと思います。

前日の夜から断食だったため、お腹はペコペコ。お昼は彼にハンバーグをご馳走してもらいました。処置後、大して時間はたっていなかったのですが、食事には問題はありませんでした。

その後、ちょっと寄り道をしてお買い物をして帰宅。帰宅後、お腹の辺りに痛みが出てきました。事前にお医者さんから、痛みがでたら鎮痛剤は服用OKと伺っていたので、迷わず服用。そのままソファに倒れ込み爆睡をかましていました。

処置による痛みは、夕食後も感じていたため2回目の鎮痛剤服用。薬を飲むと大分傷みは和らぎます。でも、同様に処方され数日前から服用を始めていた抗生物質の副反応で、お腹がぐるぐると鳴り続け、しまいには痛みにもつながっています。お腹を下してしまっているよう。

お昼は元気にハンバーグを平らげましたが、夕食はお粥にしました。

そんなこんなで初めての採卵を乗り越えました

長くなりましたが、採卵レポートでした。実は昨日、上司と話して退職日が決まりました。色々な心の葛藤もありましたが、とっても晴れやかな気持ちで今日に臨めてよかったです。

採卵ができたから妊娠ができる訳ではありません。お医者さまからも、これからのステップと次に進める確率や可能性の話しはされています。でも、今回頑張ってくれた彼と、主治医の先生をはじめお世話になったクリニック関係者の方々、もちろん自分の身体には最大限のありがとうを伝えたいと思います。

「期待はしすぎないでね」と釘は刺されているのですが、希望は持ちながら前向きに生きていきたいと思います。祈ったり願ったりしながら過ごす数日間もいいだろうと思っています。

今日はまだ身体が万全ではなさそうなので、早めにお休みなさいです。お疲れ様でした。

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