第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(復路)観戦記(その1 6区)

(プロローグ)


応援自粛だった2年間、それでも昨年は沿道に結構な人が出ていて、とっても複雑だったけど、やっぱり学連の要請には応えなきゃと我慢していました。
ようやくかなった現地での応援、初めての応援はたぶん2007年。順天堂大学が優勝して、佐藤秀和くんが活躍してという記憶によればなのですが、定かではありません。
閉会式への出席が抽選で当たって、それがきっかけでした。
10区間の完全応援をされているぬまっちさんにアシストいただき、白門同窓のケンケンさんと、ときどきゲストもご一緒しながら現地応援を続けてきました。
2017年に中大が出場を逃し、学連選抜では堀尾謙介くんが2区を走って復路は学連の藤原監督を応援するのか?って自問しながら、復路応援にかけつけました。
大平台では、日体大の応援の方に幟を持っていただけませんかと言われ、「わたしたち応援する大学が出場していないんです」と日体大の秋山くんを応援したと、そんなときもありました。
秋山くんはそのときの6区の走りで金栗杯という活躍、そして昨年12月の福岡マラソンで優勝するという活躍をされています。
そのときにいただいた日体大の手袋は、今でも宝物です。
そこまで続けていた応援ですが、ここ2年は応援自粛で叶わず。
現地応援を2年控えたら、なんかテレビ観戦が楽でいいわってなりそうなところ、頑張っている選手を直接、応援しなければと現地へ行くことにしました。

(往路)


往路について書き出すとキリがないので、少しだけ。
と思ったのですが、思い出話が長くなりました。

往路はテレビ観戦です。
1区の溜池くんが左に曲がるとこを1番で通られて、いきなりドキっとする。そしてなんかいい予感がする。
予感通り、往路は区間賞2つで2位でした。
それにしても前のほうにいるとテレビにしっかり映るという、そういう感覚も久しぶりです。
4年前、1区の中山くん、2区の堀尾くんのときに一瞬嬉しかったことはあったんですけどね。
他にも上野くんがごぼう抜きしたところはしっかり映してもらいました。

3位になったのが22年前としきりに放送されていました。
22年前といえば、今の4年生が生まれた年になるのでしょうか。
野村くんが1区で2区が板山くん、そのあともしっかり前のほうでテレビに映っていました。
風が強かったんですよね。
そして5区で順大の奥田くん、法政の大村くん、中央の藤原くんの3人の争いは、今、思い出してもドキドキします。
その2年後も往路で前のほうで映してもらって以来、往路は少し遅れて、復路で挽回するということが多かったので、往路でしっかり映るということがほんとうに久しぶりだったので、ほんとに嬉しい往路の放映でした。

世の中の人はこんなふうに箱根駅伝を楽しんでいるのかなと思ったり。
これまでは、映像に映っている選手より、映っていない中大の選手を想像しながら、辛うじて映してもらえる定点を楽しみにしていました。

(6区の応援)


6区はいつもは大平台で応援しています。
6区の最終ランナーを見送って、バスか箱根登山鉄道で小田原、そしてJRで大磯へ行っていたのですが、今回は中大が前のほうにいるので、大磯入りが遅れないようにということで、入生田(いりうだ)で応援することにしました。
入生田は6区のラスト1キロ地点。
山下りが終わって平坦なところで、下ってきた選手にはとてもきついところと聞いています。
ここで応援隊のぬまっちさんとケンケンさんと合流しました。
これまではムーンライトながらで夜行で来ていましたが、なくなってしまって、今回は小田原に宿泊したので、電車で10分のところで、ゆったりとした朝の移動になりました。

8時にスタートして、選手が見えるのは約1時間後なのですが、8時過ぎから待機している人がいっぱいいました。
その中には昨日、往路を走った選手だったり、走っている選手に前後の選手との時間を知らせるサポートの部員だったり、そういう姿が見れるのも楽しみだったりします。
そのなかでぬまっちさんが青学の太田くんを見つけて、こそっと声をかけて写真を撮らせてもらっていました。
選手の顔を予習しておくと、こういう楽しみもあります。

さて応援。
中大は若林主将が4年連続の山下りです。
駒沢の伊藤くんが来て、何秒後に若林くんがくるのか、、、30秒、、、広がっている、、、40秒、、もうちょっとかな。
近くにいらっしゃった駒沢さんのボードには「45秒」とありました。
若林くんをもっても中継所より少し離されてしまったということ、、、。
若林くん、4年間、山を下ってくれてありがとうという思いを込めて、声は出せないので、思いっきりの拍手で応援しました。
今年度は若林くんとは縁があって、4月の兵庫リレカの1万メートル、全日本大学駅伝の5区と3回も直接、応援することができました。
ありがとうございます。

後続との差が気になるところ、3分経っても通過がなく、4分くらいして見えてきたのが青学ではなく早稲田の北村くんでした。
記録によれば芦之湯以降に國學院(島崎くん)抜いて、大平台を越えてから青山を抜いたようでした。
早稲田、國學院、そして法政(武田くん)は8位から順位を上げていました。
次に10位から順位をあげた創価(濱野くん)、すぐに青山(西川くん)。
青山は、昨日、山を登った脇田くんが6区を走る予定だったとか。
西川くんは急遽、走るようになったのだから致し方ありません。
襷をつなぐだけで十分です。

次に順位を下げた順天堂(村尾くん)、東京国際(吉住くん)、そして昨日、5区で順位をあげた城西(大沼くん)。ここまでで10位です。
11位からが東洋(西村くん)、明治(堀くん)、東海(川上くん)。
明治は1区の区間賞ながら12位。
これは明治の応援の方々にはもどかしい位置だと思います。

応援できたのはここまで。
電車の時間が迫っていたので、あとの大学の応援は断念して小田原を目指しました。

(6区番外)


残り1キロのところに、昨日、走り終えた青山学院の選手、それから2位との差を告知するパネルを持った駒沢の部員さんに遭遇して、どちらもぬまっちさんが撮影してくださいました。


太田蒼生選手(青山学院大学 4区)


小田原駅のホームで撮影させていただきました。
ターゲットになっていることが光栄です。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?