日本共産党、次期衆院比例候補出そろう

統一地方選後、解散風が吹く中、共産党は議席のメインである比例候補について、議席をもっていない北海道、北信越、中国、四国の候補を発表し、
その後、東北、北関東、南関東、東海、九州・沖縄の候補を発表し、
そして、東京、近畿の候補を発表した。

統一地方選の総括を1か月遅らせて行ったのがこの作業。

会期末解散を考えた時、このように共産党的サプライズ候補を最後に出して、総決起の8中総にと考えたのかもしれない。
だから、京都1区の候補もほぼ決まっているが、解散とならなかったため、もう少し後にしようということかなと。

参院の大阪選挙区で辰巳氏が国政復帰できないことは明白。その中で、常任幹部会委員まで務めた辰巳氏を次期執行部に戻すには、この人選しかないだろう。過去に、中央委員総会で副委員長を追加したこともあった。だから、今回の8中総で、何人かの常任幹部会委員と新しい常任幹部会委員が交代することがないかと期待している。その中に、辰巳氏が入り、書記局次長・党建設委員会責任者代理ポジュションあたりにつかないかと。そうでもしないと、共産党的サプライズ候補にならないな。

穀田氏の議員勇退は年齢的にみても、小選挙区で得票を増やしていくのは厳しい。ただ、京都1区は自民党は伊吹氏が前回勇退したばかりで、維新が伸びてきている現状は保守のぶつかり合い。これは革新の伝統が発揮できれば実は勝機ありの状況。だからこそ、京都の除名問題による組織縮小は痛い。そこを打開できる人が候補者になるあろう。そのカード発動は後にすると不利になるが、現職国会議員ならポスターが貼ってあっても違和感なく、日程が見えてきたら発表できる。そんなひとは、倉林副委員長・参院議員(京都選挙区から2回当選)。おそらく次期参院選で京都は自民と維新だろう。一か八かで京都1区は倉林の可能性を考えているのではと期待している。

ただ、一番の共産党的サプライズにするなら、南関東を最後して志位委員長の議員勇退を決断してもらいたかったが、それは次の次という事か。とりあえず、1月の党大会では新委員長の発表を期待したいものだ。



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