お風呂のカビは、扇風機で予防
◆浴室のカビ
浴室の床にカビが生えませんか?
特に夏、浴室の床のタイルの目地に、樹脂の床ならば溝に、壁と床の角に、赤カビやら黒カビやら、発生していませんか。
カビをそのままにしておくと、カビ取りが大変です。
カビによる健康被害も無視できません。
先日、テレビでカビの達人が紹介されていました。
20年間、お風呂にカビを生やしたことがないそうです。
秘訣は、入浴後、浴室をバスタオルでスミからスミまで拭いて、
水分を残さないことだそうです。
やってみたところ結構大変で、バスタオルが洗濯物として増えました。
◆扇風機を使う
もっと楽する方法はないかと、扇風機で浴室を乾燥させる方法を思いつきました。
カビは主に床に発生していたので、床に向けて風を送ることを考えました。
家にある2台の扇風機のうち1台は、首の縦の可動域が小さいため、
下に向けることができません。
もう1台は小さい扇風機で、首がかなり下に向いたため、
これを使用しました。
浴室の換気扇を併用しながらですが、4~5時間で床は乾きました。
問題は、カビに対する効果ですが、カビ0(ゼロ)とまではいきませんが、カビ取りの手間が、かなりはぶけました。
◆換気扇は床には効果が不十分
自分のやり方が正しいかどうか、文献をひも解いてみました。
70%以上の主婦が、カビが気になる場所に浴室を挙げています。
従来、浴室はタイルでしたが、近年はプラスチック素材のユニットバスになりました。
それにともない、浴室のカビも約5分の1に減少しました。
カビが減った原因として、材質の改良もありますが、
浴室換気扇や浴室乾燥機の影響もあると考えられています。
浴室の換気扇は、壁のカビの増殖を抑えることができましたが、
床のカビには効果がありませんでした。
つまり、床に向かって風を送る私のやり方は、理にかなっている、
と言えるのではないでしょうか。
また、カビは浴室だけではありません。
プラスチック製のオモチャ、座イス、浴槽のフタにも発生します。
それらにまとめて風を送る「扇風機方式」は、
浴室乾燥機に勝るとも劣らない方法かもしれません。
扇風機よりもサーキュレーターの方が効果的と思われますので、
今の扇風機が壊れた暁には、購入したいと考えております。
参考文献
1)濱田信夫:「最近の浴室のカビ汚染の傾向」,生活衛生 53(4): 247-277, 2009.
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