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hanaike図鑑 #6 カーネーション

テーマに沿って、セレクトした花を紹介する「hanaike図鑑」
今月は、オールシーズン入手できて、長持ちする花の定番、カーネーションをご紹介します。

カーネーションにまつわるちょっと真面目な話。

国内の出荷量が多い切り花、トップ3をご存知ですか?

バラ、ユリなどメジャーな花をイメージされることと思いますが、令和元年のデータでは順に、菊、カーネーション、バラ、となっています。

カーネーションは、母の日に贈る花として とても人気がありますが、年間を通して流通が比較的安定しているため、花屋さんで手に入りやすい花のひとつです。

赤いカーネーションは、仏花の赤い花材としての需要も高いです。
こちらには、比較的安く手に入る、輸入カーネーションが使われていることが多いかもしれません。
輸入のカーネーションはおよそ6割のシェアを占め、その中のさらに7割近くはコロンビアから届いているものです。
花の鮮度をキープするために、輸入量の約8割は空輸によって到着しています。※情報参照先:農林水産省

そもそもカーネーションってどんな花?

カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の耐寒性多年草で、別名オランダナデシコ、オランダセキチク、ジャコウナデシコと呼ばれています。

カーネーションの名前の由来には諸説あり、原種の色が肌色だったことから、ラテン語で肉の色という意味の語(カルナリス)からきたとする説や、花の形から連想される「王冠」を意味するギリシャ語(コロナ)が訛った、などの説があります。

原産は南ヨーロッパ及び西アジア。
古代ローマのシーザーの軍隊がスペイン遠征の際に発見されたといわれています。

もともとは一重咲きだった花を交配・改良することで、今あるような八重咲きの姿となりました。

切り花としては、一輪の花がついたスタンダードタイプ、小輪の花がいくつか咲くスプレータイプがあります。

カーネーションは色が豊富なので、色別に花言葉があります。

 「母の愛」「愛」「感動」
ピンク 「女性の愛」「感謝の心」「あたたかな愛情」
 「純粋な愛」
オレンジ 「情熱」「清らかな愛」
黄色 「軽蔑」

カバー写真でも使ったような、グレイッシュなカラーもオシャレです。

カーネーションを使ったアレンジ

カーネーションは、花の面を見せてあしらうアレンジが素敵。
hanaikeでもいくつかの楽しみ方をご紹介しています。


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