明治三十八年創業の酒造が造る、こだわりの沖縄地酒「泡盛」
泡盛は、琉球王国時代の沖縄発祥の蒸留酒です。
琉球王朝時代は中国や欧米を歓待する時に提供された高級な特産品で、庶民が飲めるようになったのは戦後になってからだったとか。
米が貴重だったこともあり泡盛とは「飲む」ものではなく「舐める」もので、今でもその「舐める」という味わい方は由緒正しいものとして残っているそう。
今回は、そんな長い歴史のある沖縄のお酒である「泡盛」をつくっている、崎山酒造廠さんを訪問させていただきました。
崎山酒造廠さんの内観はGoogleストリートビューの「グーグルインドアビュー」で360°パノラマで見られるようになっているので、みなさんも見ながら実際に訪問したような感覚を味わってみてくださいね。
風情あふれる入り口から、いざ中へ!
入ってすぐのところでは、おいしいお酒ができるまでの崎山酒造廠さんこだわりの行程を見ることができます。
この表の「蒸し」のところまでだけで2日、さらに「製麹」までで3日、「濾過」までで30日もの日時がかかっているのだとか。
熟成の前にもそれだけの手間をかけて造られているんですね。
そして、ついに泡盛蔵の中へ。
現在は機械化も進み熟成時間や温度の管理も機械で行えるようになっていますが、もちろん昔は全て手作業です。
泡盛の製造工程間の移し替えも現在はパイプによりバキュームで移していますが、昔はザルのようなもので移し替えていたんだとか。
そのザルや熟成させているお酒をかき混ぜるための棒のようなものも、今は使われていないものも多いですが実物を見ることができました。
ここでは、熟成に入ったお酒が眠っています。
大変雰囲気のある場所ですね。
ここにあるもので、長いものでは14年の間寝かせてあるものもあるそうです。
木製のはしごが歴史と趣を感じさせます。
柱の部分は、昔のものを残しているのだとか。
そして、崎山酒造廠さんが長い年月をかけて造りあげたお酒が並ぶ販売所へ。入ってすぐのところにあり、蔵元特価で歴史あるお酒を買うことができます。
色々なお酒を試し飲みで飲み比べたり、なんと蔵限定の原酒まで…!
今回は、沖縄で歴史ある泡盛を造りつづけている崎山酒造廠さんにお邪魔して、そのこだわりの「造り」を見学させていただきました。
崎山酒造廠さんでは、誰でもホームページから申し込むことで酒造を見学することができます。
みなさんも、沖縄にいらした時にはこの趣ある酒造、そして古酒・泡盛を是非味わってみてください。
崎山酒造廠さん、今回はありがとうございました!
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