プログラミングを学んだ元IT副大臣が描く未来の働き方
8月4日(土)、過去に内閣府副大臣などを務められ、個人番号(マイナンバー)制度の普及などに尽力された福田峰之さんにSTARTUP CAFE KOZAにてご講演をいただきました。
福田さんはSTARTUP CAFE KOZAの運営するプログラミングスクールの7期生であり、スクールの卒業生のみで構成される会社を設立されています。
本日は、その会社の概要を通して福田さんの実現しようと考えるこれからの働き方についてお話を伺いました!
プログラミングスクール卒業生だけの企業をつくる
はじめに、プログラミングスクールの卒業生だけで設立された企業である「ハウツーワーク」の社名について、既にハウツーワークという名前の企業があったら会社が大きくなってから「先にハウツーワークの名前を使っていたから利益の一部をちょうだい」なんて言われてしまうから、事前に詳しく調べたんだという話をされました。
そしてハウツーワークという社名は、「働き方って色々あっていい!」ということを体現している名前だそう。スクールで学んだことを少しでも活かせていければ、次に新しい未来がある、と。
ちなみに、ハウツーワークという名前について目の前に座っていた参加者の方に「どう思う?」と福田さんが聞くと、「かっこいいと思います」とだけ答えていました。(笑)
元IT大臣の語る未来の働き方
そして、ここからが本題のハウツーワークにおける仕事の流れについてです。
実は“だいたい分かる"って結構重要で。
ハウツーワークは少なくともスクールレベルから一定量の基礎があって。
それぞれ努力とか勉強の度合いもありますから高低はあったとしても、そこ(スクールレベル)は一定で。
あとは、登録している人が「あいついい加減な奴だよ」とか「あいつちゃんとしてるよ」「あいつ結構できるよ」とかっていうのが、同期は分かるじゃないですか。僕は7期だから8期のことは分からないけど、8期の奴に聞けば分かる。
そうすると、やってる人がネットワークで繋がっていて、それぞれ違う職場にいたとしても聞けば分かる。
僕が仕事発注する側だったら、これって発注する側はもしかしたら安心するんじゃないかな、と思ったわけですよ。色んな人に聞いたら、それは安心だよねって言ってる会社も結構あったので。
つまり、ハウツーワークではスクールの卒業生だけで構成することで、スクールのレベルで一定の技術を保証しつつお互いの技術力がなんとなく分かるという状態を保つようにしており、それにより安心して発注できるようになったのではないかと福田さんは言います。
また、分担して行った仕事について、それぞれについてクライアントから評価を受けることで個人の仕事に対する評価を行います。
さらにはそれを基に次回のチーム編成をすることで、能力が高まったという実感を得られ、かつプロジェクトごとに報酬を支払うことでそれが給与にも反映されるようになっているのです。
そして、副業・専業・時間外・性別などに一切の制限を設けないことで、好きな時に働けるようになるといいます。
STARTUP CAFE KOZAのプログラミングスクールのような場所を全国に並行展開することを見据えながら、顔を合わせずに仕事ができて、横浜にいる人と愛知にいる人と沖縄にいる人がチームで仕事をし、そして各地の同窓会や沖縄での交流会で会って話をできる状態が理想だと語っていました。
そして、その後質疑応答を経てSTARTUP CAFE KOZA代表の中村が対談形式で講演に参加し、STARTUP CAFE KOZAの常連のメンバーを突然壇上に呼んで脳科学の観点からハウツーワークのように「みんなでやること」の重要性を解説してもらったりして、今回の講演は終了しました。
最後に
今回のケースで、STARTUP CAFE COZA、ひいてはHANAHANA WORKSの掲げる「IT人材の育成」について、プログラミングスクール卒業生のITでの起業、そしてその講演という形で一つの成果をお見せできたのではないかと思います。
福田さん、この度はご講演ありがとうございました!
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