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家の事~思春期の子供部屋~

子育て最終段階に入った。長男が無事大学が決まり、4月から大学生。一人暮らしも考えたけど、金銭的な事や今のコロナ渦での状況を考えてしばらく様子を見ることになった。そこで今まで一部屋を本棚で分割して使っていた子ども部屋に窮屈を感じていた息子が、「一人暮らしが出来ないなら俺の部屋をくれ!」と言い出した。なんていう横柄な態度…。まあそこは置いておいて、成長の段階として思春期の男女が同じ空間にいるのも親として何となく気が引けていたので、家族会議を開くことにした。

1まずはプレゼン

今まで大人の部屋だった所を息子に。子ども部屋を娘が広く使い、大人はリビングスペースに個室を作ったらどうかという、私の案。そしてダイニングスペースをリビングのようにし、キッチンにカウンターテーブルを作る。幸いうちはキッチンとダイニングスペースが広く、ここに一部屋造れるよねーなんて言っていた。団地の間取りで言ったら充分同じくらいのスペース。でもこれには最初夫が反対!

2、課題

先ずは夫が物申した。なに!俺たちのくつろぎスペースを息子に?リビングに追いやられる?夜の生活はどうする?プライベートがだだもれではないか。…ごもっともな意見。そう言うと思った。壁を作らずに(借家)リビングに個室を作る。しかもお金をかけずに。空調の流れも考えなくてはいけない。何よりも、夫は今の寝室がお気に入り。子どもに我慢させるべき、ごもっともな意見、その通りだ。家族の核は夫婦だと私も思っている。子どもに何でも与えて、親が我慢をするのは違うと思う。それを基本に置いたうえで、でも不思議と私はウキウキワクワクしていた。新しい部屋を思いっきり楽しんでくつろぎのスペースにしたい!

3、家族への共有

私だけ納得していてもダメ。家族が納得するまでは決行しないと決め、何度も話し合いをして、時には感情をぶつけ合いながら、そして、譲歩しながら、計画は現在進行中。実はそのプロセスも大事だなと感じている。例えば夫婦。ぶつかり合いを避けてしまえば、その時は争いにならなくて良いかもしれない。でも意見を言い合い、お互いの違いを認め、押したり引いたりしながら、折り合いをつけていく作業。夫婦は特にそうだし、家族ってそれの繰り返しなんだと思う。そこに蓋をしてしまって、我慢がならなくなったり、すれちがってしまったりすることがあまりにも多い気がする。傷つきたくないものね。でも逃げてはだめ。相手と対話をする練習は、生涯続く私たちの課題。

4、これからの家族のカタチ

息子が大学1年、娘が高校2年になろうとする今、これからの私たち家族のカタチを考えてみた。よくある、ルームシェアのような、個々のプライベートを大事にしながら、家族の時間を大切にする。子どもを一人の大人として扱い、自分の事は自分で管理する、家族の一員として協力する、助け助けられる。そんな新たなステージに家族も移行していきたい。先ずは夫に伝え、子どもたちにもそれを伝える。嫌なことだって、やらなきゃけない事、あるよね。それが生活していくってことだもの。…って。。。子ども達が親から巣立っていく時困らないように、まだ助けてあげられる環境にいるうちに、チャレンジしてみようかなと、親なりの最後の「あがき」を目下奮闘中。これは親にとってもチャレンジですね。次回へ続く…。

ルームシェアのようなカタチで

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