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アウトプットが苦手?

先日の転職活動での不採用の理由の中に、説明についての理解はあると思うがアウトプットが苦手なのかも?というフィードバックがあった。

これは自覚があるし、退職する前の会社でもよく言われていた。もっと自己主張しろ、意見を持てと。しかし、私は自分の意見はあるし、頭の中で色々な側面から物事を捉え考えている。それを一言で話せというのは私にとっては難しい。なぜなら、一つの言葉でも人によって認識が違い、同じような言葉でもその響きが人により失礼だと感じることもあれば褒められたと感じることもある。そういう可能性を知っているからこそ、今の自分の思いや考えはどの言葉を使えば一番しっくりくるのか、そして相手が知っている言葉でどの言葉がしっくりくるのか、失礼に感じさせないのかを考え、探りながら話している。だが、大抵の場合、そんなことをやっていたら会議では全くついていけない。そして悲しいことに、偉そうに〇〇会議、〇〇の打ち合わせなんて言っていても、薄っぺらい内容をさらって、適当に上司に判断を仰ぐ(機嫌を伺う)ようなやり方が多いと思う。私の退職した会社はそうだった。私が時間をかけて、いやその目的に対してはこのやり方が良いのでは、この方が予算を抑えられるのでは、でも先輩や上司のメンツを潰さず誰も嫌な気にならないように伝えるにはどうしたら、そして納得してもらえるように伝えるにはどうしたら、そもそも私のこの考えが合っているのかも分からないけど…こんなこと考えていたら話は違う話題に進んでいる。さっきの議題は結局上司の気分で決まったり、決定を先送りにされて、違う会社や部署にも確認してみてもう一回検討なんて言われて仕事を増やされていたりする。それ、わざわざ今 会議の時に言わなくても、事前説明や事前に資料送った段階で分かってた話やんって思う。

私は時間をかけて多面的に考え、他の可能性を見つけるということに頭が働く。そして他の可能性を見つけた時、自分より偉いポジションにいる、長期的に物事を考える、広い視野で考えるべきであろう上司が気づかないことにがっかりする。

私はアウトプットは下手くそだけど、相手が何を言いたいかわかる。本当にそういう能力あると自分で自負している。本当だよ。最近、大人になってオンライン英会話を始めた。正直なんて言っているかさっぱり分からないけれどニュアンスでなんとかなるし、理解できていると思っている。基本的に日本語の話せない外国人の先生なのだが、二週間に1回日本人の先生がレッスンをしてくる。その際、日本人先生は英語と日本語を交ぜながらレッスンする。先生に英語で話された後、今なんて言った?と日本語で聞かれる。なので、ニュアンスで読み取った内容を伝えるが当たっている。嬉しい。ちなみにどんな内容なのかというと、クリスチャンになった設定で生物が神により創造された証拠をディベートするというもの。この能力は英語だけに限らない。前職でもきちんと発揮していた。でもバックオフィスの事務的な仕事だったので、それができたところで他社員に「なんとなく言うことすぐに聞いてくれる、スムーズに話が通る人」くらいにしか思われないだろう。営業ではないので、そんな力は一才数値に表れない。

そして、こんな能力を就活の時になんて言ったらいいんだ。

私はこんなモヤモヤを抱えて職探しを続ける。

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