骨盤矯正を考える日
おなじみTTTの感想です。TTTって何?という方はこちらを↓
今回は骨盤矯正についてでした。
元大手グループ整骨院で働いていたミスターXさんをゲストにお招きし、そこで行われていた骨盤矯正についてお話してくれました。
…
はっきり言って
恐怖しかない。
これは参加者全員が思ったことでした。
何が問題かと言うと、
骨盤矯正についての概念は一切考えずにテクニックだけ教えて即実践。
というスタイルだったからです。
資格を取得したばかりのスタッフが、短期間の研修を経て即、患者さんに対して手を加える。これは非常に危険な行為ではないでしょうか?
確かに、実践をしなければ技術は上がりません。そこは間違いないと思いますが、そもそも、骨盤矯正って何なのか?何をしているのか?ここを
考えないことに問題がある
と僕は思います。
はっきり言って正解はありません。
そもそもが、骨盤矯正という言葉自体が医学的用語でもなんでも無いですし、
これが骨盤矯正だ!
という定義もないです。
(※もしそういう人が居るんだったら結局自己流だし、正解なんて無いので自分は無知だとひけらかしているだけなのでやめたほうが良いかと…。)
で、僕が今回問題と思ったことは2点。
1.術者の認識不足
2.患者の認識不足
です。
というか、そもそもが正解のないものに対して議論をするというのは当たり前なのですが、骨盤矯正に関しては
無いはずの正解を勝手に作って認識させている
ということです。
骨盤が開いてしまったイラストとか見たことありますよね?
姿勢を写真取って傾きを見る写真ってありますよね?
それって、そもそも意味あるの?って話。
背骨がきれいに真っ直ぐな人はいない
背骨が曲がっていても痛みがない人は居る
この事実はどこへ言ってしまったのでしょうか?
パット見だけの姿勢の変化、体勢の変化ばかりに目がいってしまい、今の自分の体の状態を把握する、理解しようとする行為を放棄する。
これが一番問題なんです。
はっきり言って、治療院業界でも「ウソ」の広告で必要以上に「骨盤矯正が必要だ!」というアピールをしているところって結構あります。
治療院だけではなく、出産前後のママさん向けの雑誌もそうです。
骨盤矯正をしなければならない風潮を作り出している人達がいるんです。
そもそも、原始時代は骨盤矯正なんてしていましたか?
私達のご先祖様は骨盤矯正していましたか?
あなたのおじいさん、おばあさんは骨盤矯正していましたか?
ってか男の人は骨盤矯正しなくていいんですか?
今、身体のどこか痛いですか?痛くないのに骨盤矯正するんですか?何で?
何で骨盤矯正?何が骨盤矯正?どうして必要骨盤矯正?ナニが起こっているの骨盤矯正?歪むの?変形するの?太るの?何なの?
皆さんも考えてみましょう。
僕の意見としては
「必要な人には結果的に骨盤矯正を施術の中で行っていた」
という事でいいと思っています。
回数券いります?1回で治らないのは何で?複数回行うのは理解できても、回数券っている?
色々考えてみましょう。
骨盤矯正については、一回否定的な意見を言う先生のほうが、僕は正しい行為をしていると思っています。それが確実かはわかりませんが。
一般の方に向けて言いたい。
「骨盤矯正を強制する人を信じるな。」
僕からは以上です。
サポートしていただけると泣きます。(泣きません)