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もう自分で判断できるようになる!機器設定の基礎

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リアル物理療法マガジンでは、購読者様との近い距離感を作っていきたい為、積極的に皆様の声をピックアップしていきたいと思っております。

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#リアル物療マガジン


こちらのハッシュタグをつけて、感想ツイートを頂けましたら幸いです!!!


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こんにちは! #リアル物理療法マガジン  ライターのハナウエです。

今回の記事は…かなり自分でもプレッシャーを掛けてしまいました…

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こんな煽りVのようなツイートをしてしまいましたので(汗)


ということで、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、書いていきたいと思います。



謝罪

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今回の記事ですが、かなりコアです。文章化がものすごく難しいコンテンツとなっております。非常に伝わりづらい部分を文章化しておりますので、話がまとまっていない部分が多々あるかと思います。

しかし、この記事を読んでいただくことで、基本の設定に迷いがなくなるということは事実です。これは保証します。

万が一、この記事を最後まで読んでいただいても理解できない、設定に自信が持てないという方は遠慮なくDMください。

また、今回の記事が分かりづらい場合に関しては、最後の最後でちょっとした「仕掛け」が用意されております。

最後までお楽しみいただくか、途中でよくわからなくなったら最後の文章だけでも読んでください。

それでも解決しない場合は、遠慮なくTwitterでDMを頂ければと思います。

よろしくお願い致します。

それでは本編をお楽しみください!

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設定ってどこからどこまでの話?

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今回は「基礎」ですから、大まかな概念と理論(と言うか、理屈)を説明していきます。更に詳しい内容はシリーズとしてドンドンアップしていきますが、いきなり細かい話をツラツラと書いていっても、頭に入らないと思います。

よって、構成としては

①今回の記事で大枠を掴む

②でも、それだけでも自信を持って設定は決められるようになる

③更に詳細を学んで臨床に活かす(別記事)

という形になります。


設定に関しては全てのエネルギーに関して説明を行うと、ちょっと大変なので、超超超ポイントを絞った解説をしていきます。

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あ、余談ですが私、こんなところでも講義を頼まれまして…

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1本だけ動画をUPさせていただきました。鍼灸師の先生向けではありますが、導入の部分では今回の内容と少し親和性もある?かもしれませんのでよろしければ御覧ください😌

全部で3つの動画をUPします!鍼灸師の先生方も、その他セラピストの先生方も是非!ご意見ご感想をお願い致します!


1症例から物理療法の必要性を理解しよう

そもそも、全ての症状に対して完璧に機器設定が可能なんてことは、まずありえません。

事前アンケートで完璧だ!と回答した方は、何がどう完璧なのか教えていただきたいほどです…(これは本心で教えてほしい…)

※今回は回答数がものすごい少なかった(汗)


ということで、今回の機器設定をイメージしやすいように

「足関節捻挫」

をベースに冒頭お話させてください。

note記事挿絵 (3)

足関節捻挫は基本的には急性期の症状ですが、

今回の記事自体は

急性期、慢性期の痛みなどにも対応できるようなイメージ

を持てる構成で記事は書いていきます。



機器設定を決める前に重要なこと

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そもそも、皆さんは治療器の機器設定する前に行う事がありますよね?

まずは患者さんの症状の鑑別から入りますよね?

これ基本的な話だと思うんですけど…


正直、物理療法機器を使用して効果が出ていない理由の7割がココ何じゃないか?と僕は思っています。


いくら、設定が完璧であっても、

✔症状の鑑別ができているのか
✔損傷部位を触診で特定できているのか
✔損傷の程度を理解しているのか
✔ちゃんとそこにエネルギーを当てられているのか
✔効果が出ているのか

この部分ができていなければ、設定なんてなんの意味もありません。


足関節捻挫 問診の重要性

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最近はエコーなども登場しており、画像で損傷度合いを判断する先生方も増えていると思います。エコーがあれば、使いたくなりますよね。

しかし!!!


まずは視診から、というのが僕は重要だと思います。患者さんが来院した瞬間から問診は始まっていますからね。


物療マガジンを購読されている先生方は、おそらく機器が好きな先生が多いでしょうから、どうしても「使いたくなる」「頼りたくなる」というのが出てしまうこともあるでしょう。


ただし!!!


エコーでなければ見えないものもあります。レントゲンで写らないものも、見つけられる可能性があります。

僕がここで言っているのは


視診を疎かにしていきなりエコーで見ないで


ということだけです。エコーは使えるなら使ってください。


視診・問診・触診を行った後に、です。


この時点で物療の機器設定の選択が変わってきます。

基本的な内容ですが、視診で分かることで、ほぼ設定の半分は決まると言っても過言ではないでしょう。


そんな時に、この記事です。

#リアル外傷マガジンの千木良先生による

「接骨院で出来る足関節捻挫の鑑別」 

です。

この記事では視診、問診、触診、鑑別を、接骨院で行える範囲の確実な方法をまとめています。また、千木良先生の経験から

落としてはいけないポイント

が記載されているので、即臨床に活かせる内容になっています。必読です。


足関節捻挫の鑑別

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一言で足関節捻挫と言っても受傷の時期などによっても対応が変わります。受傷後しばらく経過してからの鑑別はどのように行えばよいのか?

また、足関節捻挫を受傷後、身体がどのような変化が起こるのか?


それはなぜなのか?


様々なケースが考えられますが、意外と陥ってしまうのが


足関節捻挫=炎症

足関節捻挫=靭帯損傷


と決めつけてしまうことです。


え?足関節捻挫なんだからそうじゃないの?

と思った方はこちらの記事を読んでください。

#リアル鑑別マガジン  の清水先生による

「足関節捻挫 鑑別と筋膜アプローチ」

です。

この記事、無料部分で読める量が多い…なんてお得なんだ!!!そして超有益…これ、無料でいいんですか?清水先生?


治療器の機器設定を行う上で重要なのが

✔ どの時期に
✔ どの組織に
✔ なんの目的で

が、理解できていなければ意味がありません。

それが、そもそも鑑別ができていない状態でちゃんとできるのか?という話です。

キチンと整理するためには、やはり問診・鑑別はしっかりと行わなければなりませんね。


足関節捻挫の予後を考える

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基本的には一般の方のイメージでは

「足首を捻ったら癖になってしまう」

というイメージを持つ方は非常に多いと思います。


施術を行う側は、それを先回りして不安を解決してあげなければなりません。そのためには、足関節捻挫の予後はどうなのか?エビデンスなど情報収集して理解しておく必要があります。


#リアル運動療法マガジン  の澤田先生の記事

「もう再発させない!慢性足関節不安定性の運動療法を徹底解説」

が物凄く参考になります。

この記事が出ているということは、足関節捻挫をした後に不安定症になる方は多いということです。

で、それがなぜなのか?どのような理由で不安定になってしまうのか?が事細かに書かれています。これはすごいですよ…


予後を考えた上で、再発させないためには何をすればよいのか?そのイメージができていなければ機器設定なんてできませんよね?


痛みが治まればいいんですか?


それで治っているんですか?


再発はしませんか?大丈夫ですか?


そのあたりもイメージできてこそ、機器設定は可能になるのです。



この症例から見て、何がイメージできるのか?

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さて、足関節捻挫の症例を元にお話させていただきました。

各先生方の記事を読むと、更に思考が整理できます。


基本的には機器設定は目的があってこそ、数値を設定することができます。その目的がなんなのか?が理解できていないと、パターンにはめ込んだ施術になってしまいます。


どの組織が損傷しているのか?

傷害の程度はどうなのか?

どのような設定を選択するべきなのか?


このあたりを深堀りして考えていきましょう。



目的があってこその設定

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機器の設定。これは症状を治すために考えて決めることだとは思います。

しかし、目的が決まってないで

「足関節捻挫に対する設定ってどうしていますか?」

という質問は、ちょっと乱暴すぎませんか?


これは考えていないんですよ。深い思考になっていないんです。

でも、こう言うと


「治すのが目的でしょ?」


という人も出てきますよね。


うん。それはわかります。でも


「治すの定義ってなんですか?」


日本語って結構曖昧です。

治すという言葉一つとっても、かなり解釈が広いです。


これは、患者さんにとっても「治す」という言葉の解釈は人それぞれですし、かなり曖昧に捉えている方が多いです。

そもそも、痛みが取れた=治った というイメージを植え付けてしまっているのはセラピストとしてはどうなのでしょうか?


治すのが痛みを取るという行為だけであれば、あなたの機器設定に関する知識は

「疼痛抑制」

だけ覚えればいいんじゃないでしょうか?

痛みだけ抑えてますから。それで治ったんでしょう?


そういう話にもなりかねません。

結果、患者さんが勘違いして

「痛みが取れた=治った から、もう走っていいや」

となり、足関節不安定症になってしまう。


このようなパターンは非常に多いと思います。

これって幸せなことでしょうか?


この記事では、そうならないための設定や、患者さんに対しての解説、説明なども含めて記載していきたいと思います。


設定はそこまで細かくは書きません。


が、


最低限必要な事を書きます。


言い方を変えれば、これだけ抑えておけば最低限は大丈夫。ということです。


この記事に書いてあることもできていなかった場合、あなたの物理療法機器の設定は間違っていたかもしれません。


この記事は答え合わせではありません。


しかし、考えて設定を行える力をつける記事となっております。


ぜひ、一緒に考えていきましょう!!!


ちなみに

急性腰痛の場合は、皆さんは疼痛抑制を行うことをメインに考えるようですが…

僕の場合は動作改善を一番、重要視しております

このあたりは、Mr.ギックリ腰の僕が考える方法は、また何処かでお伝えできればと思います。


電流療法の効果や周波数などの具体的な設定は

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こちらの髙原先生の記事について書いてあります。ものすごく詳しく。

こういったnoteは繰り返し見ることをオススメします。僕も1回読んだだけでは理解できませんし、繰り返し読みます。この辺りの話は、難しいので…

正直、電流療法についてはこれだけ読めばほぼOKなんじゃないか?と思う内容です。ハッキリ言いますけど…w


じゃあこの記事の存在意義とは?

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基本的にはここまで詳しく内容が書いてあっても、それでも設定についての疑問質問は無くならないわけです。それはどういうことか?


「状況を整理する能力がない」


からです。

そんなの鍛えられるものでしょうか?

ハイ。鍛えられますというか、整理整頓できればいいだけです。


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