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人生初コミケ!AIイラスト合同誌を出展した人のド素人ノウハウ備忘録

コミケお疲れ様でした!!
さすがに足が棒。脳みそが無回転です。ひたすら眠い。
ただ書かねばならないのです。

私は、今日、生まれて初めて、コミケの地に立ちました!
しかもサークル側!
1年前の私が聞いても信じないでしょうね。
それぐらい大事件です。

私たちが出品したのはAIを活用したイラストの合同誌です。
でもAIだから一発出しとか、手を抜いてるとか、そんなことは全くなくて、それぞれ丁寧に作ってます。そのあたりの経緯はこちらを参照。


今回のお品書きは下記の2点です。

出品物① 花をテーマにしたAIイラスト合同誌「Blossom」

そもそも夏コミケに応募し、当選したのはこの合同誌を主催する須古たけみさん(@sukolity)です。タイトルに「出展した」って書いてるけど、よく考えると出展したのは須古さんです。私は合同誌の9人のメンバーのうちの1人兼売り子という立場です。

出品物② ホラーをテーマにしたAIイラスト合同誌「呪夢」

こちらは私が主催して5人のメンバーで作ったAI×ホラー合同誌です。「Blossom」のコミケ頒布に合わせ、須古さんのご好意で一緒に頒布させていただきました。

一日の流れ

【到着まで】
・興奮しすぎて全く寝れず、5時前に寝て6時前に起きる
・電車で東京国際展示場まで移動。7:30着
・駅ローソンに入るが人が多すぎて断念、しばらく進んだデイリーは入れた
【開場まで】
・会議棟の前で須古さんと合流。7:45。すでに暑すぎる
・8時頃に西1ホールに。椅子を追加で借り、セッティング開始。まだ周りの人は少なめ
・セッティングに意外と時間がかかったがそれでも9時頃には完成。開場までのんびり過ごす
・10:30開場。アナウンスとともに拍手が起きる。揚がるねコレ!
【閉場まで】
・あとはひたすら接客。途中交代で他のブースを周る
・15:00頃、一部ブースが撤退を始める、客も減り始める
・15:40頃、私たちのブースも片付けを始める
・16:00頃、終了のアナウンス。改めて拍手が起きる。寂しい!
・16:20、片付け終わって帰る、がものすごい駅の行列。
【その後】
・人が多すぎてしばらく電車乗れなさそうなので、歩いて10分ぐらいの商業施設「有明ガーデン」に移動。ここで腹ごしらえして解散。

持ち物リスト

須古さんがサークル布、頒布用卓上台、台用のカバー布、ポスタースタンド、お品書き額装パネル、A2ポスター、お釣りトレー等々、ベースとなる装飾品は持ってきてくれました。また「Blossom」と「呪夢」の会計は別にしようということで私の準備物は以下の通りでした。

・サークルチケット
・頒布用冊子
・冊子梱包材&雨除けカバー
・見本誌提出用シール
・事務局用見本誌
・本を立たせる100均スタンド
・卓上A4呪夢ポスター(パネル)
・サンプル用見本誌(カバー付き)
・見本誌につける値札
・iPad&スタンド
・モバイルバッテリー
・充電ケーブル&タイラップ
・筆記用具
・養生テープ
・カッター
・A4ホワイトボード
・名刺&名刺入れ
・首さげ名刺
・コインケース100円×3(100円×50枚入り)
・コインケース500円×1
・お札用ケース(千円×20枚入り)
・カロリーメイト2箱
・カッパ&折り畳み傘
・汗拭きシート
・タオル
・ハンカチ
・差し入れ
・ペットボトルのスポドリ×4
・塩分補給ラムネ

ブース展示について

ちなみに須古さんもコミケ初!にもかかわらず、めちゃくちゃいい感じのブースに仕上げてくれました!

ブースでは2つの合同誌のPV動画を流し(もちろん無音です)、また私の名刺を自由に持ち帰ってもらえるようにさせてもらいました。
こんな形で、頒布がスタートしました。

実際にイベントに参加しての気づき

【コミュニケーション編】
・知人が来てくれるとめちゃくちゃ嬉しい。
・でも次の客が来たりするのでゆっくり対応できずに悲しい。挨拶で終わっちゃう
・隣や周りの人と仲良くしておくと良い気がする。めちゃくちゃ距離が近いので、一言話したことが有るかどうかで5時間ぐらいのストレスが変わる
・ちょっとした「差し入れ」をたくさん持っておくのは超便利だなと須古さんの気遣いを見ていて思った

【売り子編】
・1人より2人の気の楽さ
・2人なら1人は途中で他のブースを見たりできる
・ただ2人は狭い
・でもやっぱり2人が良かったと思うし、他ブースも2人が多かったような

【水分・トイレ編】
・水分は「水とお茶は利尿効果あるからダメ」ってきいた
・アクエリを冷蔵庫で冷やしたもの、冷凍庫で冷やしたもの計4本用意
・量はちょうどだったかな。ただ冷凍庫で冷やしたものは結露がすごいので本を濡らさない要注意が必要。タオル必須
・水分はほぼ汗となったのでトイレはあまり行きたくならなかった
・とはいえ行ける時に行くべき

【お釣り・お金編】
・100円玉は1ヶ月ぐらい買い物のたびに置いておいたら50枚ぐらい溜まった。銀行に行かずに済んだ
・千円札はATMでお金を下ろす際に「千円札に両替する」を押すと10枚だけ千円札が出る、ということを最近知った
・1万円札はそれなりに来る。お釣りがないのが理由でお断りするの心苦しすぎるのでやはり千円札は多めにもってくるべき
・会計時に複雑なことを言われると小3レベルの計算が急にできなくなるので電卓が合っても良いかも

【お客さんの特性】
・表紙だけを見て買うお客さんが意外といた。表紙超大事
・新刊を求めて、内容も見ずに「新刊ください」ってお客さんもちょこちょこいた。新刊ってすごい
・外国の方も多いので英語でよく使いそうなフレーズを先に知っておけばよかった

【ブースのポイント】
・映像PVは足を止めさせる効果は多少あった。サイズが大きければより効くかも。ただし環境的に音は出せない
・肌色面積の多いページをサンプルで開いておいておくと、客の反応が良かったように思う
・立ち読み用の見本誌を用意して、冊子の束は見えるところに置かなかったが、一部のお客さんが「在庫って有るんですか?」と聞いてきたので冊子見せる用の束を机においていても良かったかも
・名刺は「自由に持っていってください」スタイルで置いたが、そこまで誰も手を出さないので、本に興味をみってくれた人に配ることにした。結果、用意した名刺がほぼなくなった

【接客のポイント】
・私たちみたいな「オリジナル」で「AI」でとなると、基本的に誰の目にも入ってない。サークルカットを見て来たお客さんも、知人以外ほぼいないと思われる。いかに「通路」から「気になるブースかも」に昇格するかが肝かと思った
・ので「立って接客」×「声出し声掛け」をがんばった。でも威圧感をだすと絶対に誰も来ない
通る人の目を見ながら「こんにちは」「手にとってみてくださいね」「立ち読み大歓迎です」「見るのはタダですよ」と会釈で声をかけた
・6割はあからさまに目をそらされるが、3割は会釈を返してくれて、1割は立ち止まってくれる
・ぶっちゃけ、買ってくれなくても見てくれるだけで十分嬉しい。のでその気持を素直に伝えた
・「買わなくてもいいぐらいしっかり見ていってくださいね」っていうと苦笑される
・興味を持ってくれそうな人には本の売りや特徴もちょっと伝えた
・コミケの客は好奇心がすごいので手に取った人の3割程度は買ってくれた
・説明の中でAIがネガティブに捉える人はいなかった(そんな人はそもそも手に取らないと思うからあたり前か)、驚いてくれたり、興味を持ってくれた
・一度見本誌を手にとっても買わずに戻す人も当然多い。が、その後しばらくして戻ってきてくれる人も何人もいたので、手に取ってくれるだけで結構ハッピー。戻されても感謝をしっかり伝えた

結果

残念ながら担当した「呪夢」は、「Blossom」よりは売上は伸びなかったです。
やはり可愛い女の子は正義!
ホラー耐性のある人はそこまで多くないですね。
ですが、コミケ初参加で「呪夢」は26冊程度販売することが出来ました。
「Blossom」は須古さん管理なので詳しい数はわからないですが肌感倍程度は売れたのでは…。

なのでブース全体では約70冊〜80冊程度のAIイラスト合同誌を販売できました!コミケ初参加の2人にとっては大金星と言っていいんではないでしょうか?ダメ?まぁそこそこ頑張ったとは言えると思うんですよ!ね!それぐらいいよね!

当然、黒字化はまだ遠い先の未来ではありますが「コミケ初参加!」「それなりに売れた!」「とんでもなく楽しかった!」という思いを加味すれば、本当にコミケに参加できてよかったなと改めて思います。
須古さん誘ってくれて本当にありがとうございました!
(そして顔を出してくれた皆様・購入してくれた皆様に心より感謝を)


そしてこの話を急ぎまとめたのは意味があるのです!
なぜなら

次は、9月3日に同じ場所でコミティアがあるのだ!!!
このノウハウを忘れないようにしないといけないのです。
日曜日 東5き14a だよ!

次は須古さんいないから、頑張らないとなぁ。
サークル布つくりたいなぁ。
ぜひ来てね!!

ちなみに「呪夢」はBoothでも販売してるから
もし興味があれば買ってください〜!
※Boothだとちょっとしたオマケつけてます


以上!明日も仕事なので寝ます!


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