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夕方の空が好きだ

五感が開いている。
ちょっとだけ繊細になっている気がする。
本を読んでいて、文章から感じる質感や香りと色が「見える」のでも「匂う」のでもなく「感じる」
「香り」がテーマの本だからなのか、アロマに刺激されているのか、とにかくちょっと繊細なので刺激にめっぽう弱くなっている。

そんな今日、空を見上げていて思ったことがある。
「わたしは夕方の空が好きだ」
そんなことに今さら気づいてびっくりした。
きっと、「夕焼けはオレンジ色」と決めつけていて、「The夕焼け」だけを頑なに信じていたから気が付かなかったのだと思う。
今日の空は、薄い水色とピンクのような紫のようなそんな色だった。
もう少し濃い青と濃いピンクのコントラストに目を奪われたこともあった。
わざわざサンセットビーチまで出向かなくても、いつでも空を見上げた。
いつも見てた。見えていた。

星空を眺めたら、星の名前や星座が分からなくてはいけない。
雲の種類で天気を予想する
何か「正しい」ってことに、どこかに「正しい」があるって、自分じゃないものに委ねて必死にそこに当てはめようとしていた。

そんなことに気が付いて、ただただ「きれいだな」って思ったら、自分は「これが好き」ってわかった。
すごく当たり前のことなのに、それが分かったことがとてもうれしい。

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