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モヤモヤ対話

昨日の夜、もう寝る時間だけどどうしても本が読みたかった。時間的にも体力的にも「ちょっとだけ」と言い訳しながら、新しい本に手を伸ばす。
未読本の中から、一番薄くて軽いという理由で新書を手に取った。
タイトル的には、今の気分、寝る前のチョイスでは選ばなそうなやつだなと思いながら読み始めた。

時間的にも体力的にも「ちょっとだけ」しか読めなかったのだけど、今ほしかったことが書いてあると思った。

「ケア」本は、興味はあるのだけど、ことごとく挫折している。
「ケアの本質」「ケアの倫理」「ケアの社会学」などなど、手を出しては撃沈している。最近では本屋さんで「親切で世界を救えるか ぼんやり者のケアカルチャー入門」という本を見つけて、これは!と思ったものの読まないかもと弱気になって棚に戻してしまった。

そんな経緯があるので、あえて「ケアしケアされ、生きていく」を手に取ったのは自分でも意外だったし、そんなに乗り気じゃなかった。
しかも「ちょっとだけ」しか読んでいないのに、ちょっとのめり込んでしまったのも意外だった。

「迷惑をかけてはいけない」という呪縛
「苦しみ」と「苦しいこと」の違い
自分でその内実をある程度把握していて言語化することができるのが「苦しみ」で、自分が何で苦しんでいるのか分からないけどモヤモヤするし苦しいし、それをわかってほしい時「苦しいこと」を別の形で表現する。
「モヤモヤ対話」をする中で、涙を流すことがあり、それを「苦しいこと」を表現できたと捉える。

この辺りが、自分にとって大事なことが書いてあると感じた。実はそれ以外の部分でちょっと、「え?」と感じるところもあって、もう少し丁寧に読みたいと思った。
そして今日、結局まだ続きを読んでいない。また夜に少しだけ読み進めてみようかな。

「ケア」やっぱり目が離せないテーマなのかもしれない。

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