どこかアウェーの地へ赴く時は、せっかくここまで来たのだからと財布の紐が緩みがちになります。今どきの財布は紐で締めないので、紐がいつも緩んでいるのかもしれません。
恵比寿駅から山種美術館に向かう途中、フルーツで色とりどりのケーキ屋さんがあります。今日こそ帰りに寄ろうかなどと思いつつ、まだ駅の近くですのでそこから坂道を登っていきます。それほど急ではなくても、長いので地味に効いてきます……だから夏は無理。
美術館からの帰りにダラダラと坂を下っていると、建物の壁に沿ってハーブ等が植えられていました。あら素敵。
以前も通りかかった時、「バスクチーズケーキ専門店かぁ」と思ったところでした。一旦通り過ぎて、しばらく来ないのを思い出して入ってみました。
一軒家に遊びに来たような、カフェのような?
「持ち帰りはできますか?」
「当店は持ち帰り専門店です♪」
では、と小さいサイズをお願いしました。
「よろしければ」と小さな紙コップでアイスティーを出して下さいました。「お茶どうぞ」と出てくる、老舗の和菓子屋さんのよう。熱中症の始まりのような頭痛がしていたので、これは助かります。
スペインのバスク地方の、ということはわかるのですが、そもそもどんな特徴だったかなと聞いてみると、表面の焦げ目と、焼いてあるのに中はとろっとした感じだと可愛いお姉さんが教えてくれました。
持ち帰ったら一旦冷蔵庫に入れて、食べる5~10分前に出すと、その「中がとろっ」になるそうです。
お店は開店して5年だそうです。後で調べると、店名のbeltzはバスク語で真っ黒の意だとか。スペインはマドリードとバルセロナしか行っていないので、アンダルシアとかバスクとか行ってみたかったですね。
寄ろうとしていたケーキ屋さんは行かなくなったので歩道橋をいつもと逆側へ渡ってみると、焼き立てフィナンシェやら、フルーツをど~んと挟んだどら焼き(多分)やら、この辺りはスイーツ屋さんが沢山あるのですねぇ。
この小さな6cmとホールの2種類のようですが、6cmで充分満足でした。
ほぼチーズなので、これはおかずですね!ワインに合わせるなら、黒コショウなどかけても……とリーフレットにありましたし。昨年の過敏性腸症候群の診断から1年、減った体重が全然戻らない私には良い蛋白源のはず。
赤坂の「しろたえ」のレアチーズケーキを思い出しました。小ぶりに見えて濃厚なので、あのサイズがベストなのですよねぇ。
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