サードプレイスは、場所ではなくて多分ヒト
私にとってはどうやらそのようだと、先日「全く違う分野の人と話すのもとても良い」と書いた時に気づきました。サードプレイス=第三の場所は、家(=1)、学校や職場(=2)以外の居場所。何年か前にサードプレイス、サードプレイスと盛んに目にした気がします。
児童・生徒だった頃は、習い事があったり部活やサークルがあったりで、クラスとはまた違ったコミュニティがありました。中でも書道教室は幼稚園に入った瞬間に始めて中2ぐらいまで、幼稚園児から大人まで幅広い年代を見るチャンスだったかもしれません。
社会人になってからも、会社の華道部や茶道部では部署を超えた付き合いがありましたし、職場の草野球チーム(のマネージャー)では仕事とは違った顔が見られました。
着付け教室、英会話スクール、弓道協会、ジュエリースクール。
資格取得のために宝石学を学んだり、心理学を学んだり。
決して所属欲求を満たすためではありませんでしたが、実に色々な人と一時を共にしたなと思います。
🍆
震災やコロナの時など、地域の付き合いがあって助かりました。
「あ、お店開けたのね?」
「うちの業種だと、何の助成金も出ないんですよ。閉めてるのもバカバカしいからもう開けようって」
行きつけの呉服屋は顔が広いので、地域情報の宝庫です。
地域だと”お店の人”と”近所の人”で、お店の人は大体経営者ですので、話しているサラリーマン社会にほぼどっぷり浸かってきた私と違って、本気の経営者目線です。
これが勉強になるのです。何の勉強かといえば、人生勉強です。
サードプレイスがカフェで、一人で読書をするのも良いでしょう。私の場合は、違う場所で人と話すことのようです。カフェだったらマスターや顔なじみの店員さんと、一言二言交わしてから飲み物など楽しむのだろうなと思います。
行きつけの呉服屋はかつては2軒あって、もう1軒の女将さんは母より年上でしょうか。私の仕事も多分知らないはずですが、何気なく吐いた弱音に返ってきた言葉がまあなんと的確なことよ。弟子入りはしていませんが、ヨーダのような存在でした。移転して行きにくくなったのが残念です。
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