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レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome:RLS)、下肢静止不能症候群ともいうそうです。


足に不快感(むずむずというか…)

昨年の夏、股関節を痛めてしまってあまり動けない期間がありました。痛みに耐えて寝ている時に、足先に妙な感覚がありました。つま先をグーパーと動かしたり、ベッドから降りると治ります。動けないので、血流が悪くなっているのかな?と思っていました。

股関節が良くなってからも、この足の不快感は続きました。布団の中で温まると顕著で、よく足を出して寝ていたように思います。

片頭痛で神経内科に通っているのですが、そのクリニックのサイトに「むずむず脚症候群外来」があり、何かピンときて見てみると、これはもしや?

次の通院の時に、
・足先に変な感覚がある
・じっとしていると起こる
・歩くと治る
・夜、寝ている時になる
という話をすると、かなりの確率でそうだろうということで、まずはドーパミン系の薬が処方され、不快感はすぐに治まりました。

貯蔵鉄が欠乏していた!

その後、メカニズムを調べていたら、鉄不足が関係していると知りました。普段の健康診断では貧血はなく、むしろ多いぐらいなのですが、貯蔵鉄は調べたことがありません。

クリニックにまた行った際、その話をしてみました。
「普段、貧血はないのよね?(なら大丈夫じゃない?という感じ)」
「ただ、貯蔵鉄は調べたことがないんです」
というわけで、血液検査でフェリチンと血清鉄を調べてもらいました。

検査結果を聞きに行くと、
「思いがけなく、貯蔵鉄が少ないです」
遺伝的要素も多いらしいとのことで、結果が出るまでに私は母に聞き
「母もむずむずで眠れなかったと言っていました」
と報告、色々ビンゴでした。このままだと貧血になってしまうということで鉄剤も飲みはじめました。ただし胃腸に影響があるので、最初は3日に1錠でした。

普通の健康診断ではわからないものですね。
貯えはスッカラカンなのに「宵越しの銭は持たねぇ!」と気前よく使う江戸っ子みたいです。

参考までに本を読んだら

本も一冊読みました。
私は「むずむず」という感じではなく、なんともいえない不快感なのですが、人によっては痛みに感じることもあるそうですし、脚だけに出る症状でもないようで、推定患者数200万~400万人のうち、適切な治療を受けているのは5%ほどだそうです。

子供だとADHDと誤診されることがあるというのも頷けます。なんともいえない不快感が説明できないのでは、と思います。歩くと軽減することからも、座っていられずに授業中に歩き回ってしまう子の中には、むずむず脚症候群の子がいるかもしれません。

何科に行けばいいの?

睡眠専門医か、睡眠障害を診ている精神科・神経内科を受診すると良いようです。私はたまたま頭痛で神経内科に通っていたので、すぐ診断がついて良かったです。

鉄剤その後

3か月後に血液検査をしたら、数値の上がり方がショボかったので、鉄剤を2日に1回に増やしました。女性はどうしても生理で減るので、フェリチンは40~50欲しいというところ、基準値には入ったもののまだ8です(ショボい!)。

ようやく10万円貯めたのに
「いや~、いざという時のためには300万円はないとね」
と言われて撃沈する感じでしょうか。

喘息が色々な薬に影響するように、鉄剤も要注意のようですね。飲み合わせだとか、飲むタイミングだとか、薬剤師さんが色々教えてくれました。
年に一度受ける検査でも、鉄剤を飲んでいると影響するということで、5日前から休薬の指示がありました。

そろそろ次の血液検査ですので、フェリチンと血清鉄がどれくらい上がるか、楽しみです。

それにしても、むずむず脚症候群のイラストまであるとは……いらすとやさん、凄いですね。

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