議会運営説明会に行ってきました。
今回は、選挙に当選して10日後の7月28日に、旭市役所にて新人議員4名のみが対象で参加した議会運営説明会に行った時のお話をしてみたいと思います。少し前から温めていた文章なので少し長めです!
写真撮影からスタート!
当日は13時半集合。まず初めに市の公式HPや議会だよりに載せる為の写真撮影をしました。
HPに載るなら髪の毛もお化粧もばっちりしていかなくては!とちょっとだけ意気込んでいきましたが、アホ毛が出てこないようにワックスをつけすぎて結局写真では頭がぺちゃんこな女になっていると思います(笑)
この後説明しますが、私は議席番号が1番ですので、HP等に出てくる順番もおそらく1番目なので、これからしばらくの間、市議会議員紹介ページを開くと何ともパッとしない私の顔写真がスクロールしなくても初っ端に出てきてしまう悲劇が起きるかと思われます・・・
防災服が貸与されます。
そしてお次は防災服の採寸。これは災害時や防災訓練時に着用するものなのかと思いますがメンズしかないとのことで、だいたい一番下のサイズでぴったりでした。(私は割と標準身長なので大丈夫でしたが今後小柄な女性が議員になった際や、今在職されているもう一人の女性議員の方はとても小柄な方なのでどうしているんだろうと心配になりました。)
採寸が終わると会議室にて新人議員4人が同じ部屋で議会事務局の職員の皆さんと顔合わせになりました。議会事務局というのは議会の運営に関する補助をしてくださる方々です。私の様な素人あがりの議員にも、そんなことも分からないのかと怒らないで優しく丁寧に教えてくれます。
議場や会議室を見学
続いて、議員が主に利用する市役所4階全体の見学をしました。(ここまで説明していると小学校に入学した小学1年生のようですよね。)
議員控室なるものがありましたが、まず旭市議会は『会派』というものが公式にはありません。
【会派とは】
議会(市であれば〇〇市議会、県であれば〇〇県議会など)の中で行動を共にするグループのことです。政党の方がいらっしゃればその政党名が入った会派でまとまっていることが多いようです。政党に入っていない無所属の議員でも『〇〇会』などの名前でグループを作って同じ志の無所属議員の方々で集まって活動します。会派があってもあえて所属しない、いわゆる一人会派という選択もありますが、それについてはここでは割愛します。)
会派がある市議会ですと、おそらく会派別に事務作業のできるデスクと応接スペースがある小さな事務所のような部屋があるのが一般的かもしれませんが、旭市の場合それがないので議員全員が同じ大きな部屋に控えることになるのです。
下の写真がそうなのですが、1人掛けのソファが20人分ズラッと並んでいるという・・・控室といいつつ新人の私には決してくつろげる空間ではなさそうです(笑)
座る場所も暗黙の了解で議席番号順となっていますので、議席番号1番の私は上の写真で言うと一番奥の端の席になります。(端っこ落ち着くし冷蔵庫も近くてこれは内心嬉しい。)
【議席番号について】
ここまでで議席番号のことが2回くらいでてきましたが、どういう基準で番号が決まるのかと言うと、年齢と当選回数をもとに当てはめられるそうです。私は最年少で初当選なので自ずと1番になります。今回補欠選挙で当選した4名は年齢が若い順に1番から4番となり、続いて現職の方は当選回数が多い方ごとに年齢順になっていると思います。なので一番最後の番号の方がベテラン&最年長ということになります。自治体によって多少違いがあるのかもしれませんが少なくとも旭市はそのようです。
議場の中も実際に自分が座る席に座って見学しましたが、4月にできたばかりの新庁舎だけあってとても綺麗でモニターやマイク等の機器もハイテクでした。とても厳かな雰囲気の場ですので、所作を何度もイメトレして議会に臨もうと思います。もちろん議会で座る席も議席番号順です。若番から入口に近く席が配置されます。
そして、ママ議員の私としてはぜひ皆さんに紹介したいのが、旭市議会のNew議場には「親子傍聴席」があることです!
防音の個室になっており、中でいくらお話ししてても問題なし。目の前の窓から議場の様子は見れますが発言内容もモニターを通じて聞くことができます。
でも、何か物足りないなと思って…
中で少しお子さんが遊べるようにおもちゃなども置いておきたいですね。殺風景だし…壁に可愛いウォールシールなんか貼ったりできないかな?なんて思ったりしました。
せっかく親子傍聴席作ったのに子供連れて行ってみたいと思えない作りでは意味がないのでもっと改善できないか相談してみます。
常任委員会ってなんだ?
その後、議会会期中の流れなどについて説明をいただき、その中で常任委員会の所属希望申出書の記入をしました。
ここで、はて常任員会?ってなる方も多いかと思いますが、常任委員会とは議員全員であらゆるすべてのまちの課題を考えるのは効率が悪いから、何分割かに分けて専門で話し合うグループ作るよ!ということです。委員会の名の通り、学校でいう給食委員会や体育委員会に似たようなことです。(全然違いますと怒られませんように…)
旭市で設置されている常任委員会は『総務常任委員会』、『文教福祉常任委員会』、『建設経済常任委員会』です。
上は旭市公式HPから引用します。話し合う事柄について、どの担当課に関する事かによってどの委員会が担当するかが決まっているのです。
私の場合はこの中では『文教福祉常任委員会』が一番適所かなと判断しまして、第一希望は文教福祉で出しましたが、あとは議長の一任におまかせするのみです。
配られた資料が多くてびっくり!
このほかにも資料として旭市の条例などが書かれた例規集や令和3年度の予算書、旭市総合戦略、公共施設の今後の計画など、市に関する様々な資料をもらいましたが、なんとその各資料についての説明は今回説明しきれませんので各自確認していただいた上で分からないことありましたらお尋ねくださいと…(なんですって!?)となりましたが心のなかで納めました。
というわけで、活字を読むことはどちらかというと苦手なさきやまはなえは少しずつですが分厚い資料たちとにらめっこの日々もしております。議会事務局隣には小さいですが図書室もあり、議員必携マニュアルや過去の会議録、市の防災マニュアルなど…まだまだ目を通したい資料が…
(※後日新人議員向けに予算書や総合戦略の内容について研修会を開いてくださることになりました。ほっとしました!)
実際こんな時はどうしたらいいの?とか、議員はこんな権利がありますので具体的にこういうことができますといったことが、正直すべては見えていないのが現状です。もしかしたら自治体によって多少ルールの違いもあると思いますから、細かなことは事務局の方や旭市議の先輩方に都度疑問は聞いていくしかないですね。
議員の住所って公開しないといけない!?
現在、旭市議会議員はHP上に住所を公表しているのですが、私は事務所を持つ余裕はありませんし、自宅しか住所しかないので選挙に立候補すると決めたときからそれについてずっとひっかかっていました。なので、せめて番地だけは非公開にできないかお願いしました。
その際に一度は事務局の方から『諸先輩方は公表していますがどうしますか?』という返答をされてしまい(え、それは先輩がそうしているんだから後輩も同じようにやるのが普通でしょ?って旧来型の熱血運動部的なことを言われているの?)となりましたが、他の自治体で議員の方によっては住所を非公開にされているケースも見たことがありましたし、ここで折れたら私が女性としてここにきた意味がなくなると思ったので、
『今後、私だけでなく新たに議員になりたい女性の不安が少しでもなくせるように住所非公開の選択も容易にできるようにしたいのです。』ともう一度伝えました。
すると、確認します。と言って事務局の方どこかに行ってしまった・・・と思ったら3分くらいで帰ってきて『大丈夫です。』とのこと。よかった~!(めんどくさい女と思われたかもしれませんが、旭市議会でこの前例作れたのは小さいことですが自分的にとても快挙です。)
選挙にお詳しい方は選挙期間中何かしらの媒体で私の住所を見つけることはたやすかったと思うのですが、公式HP上となると世界中どこからでも簡単に見られてしまうので女性でなくてもこのご時世怖いと思います。家族も住んでいますし、私だけの住所ではないですからね。
(話は少しずれますが、私の自宅が500万円で競売にかけられて買った家なんだという話が広まっているようですが、完全なるデマです。(;'∀')びっくり…)
ところどころざっくりとでしたが、議会運営説明会はこんな感じでした。
そして無事この時に議員バッチを貸与していただいたきました。なくさないように十分気をつけます!下の写真は別の日のものですがスーツにバッチつけるとなんだかより一層緊張します。
本当でしたら旭市公式HPの議員名簿ページが更新されてからこの記事を公開しようと思いましたが、待てど暮らせど更新されないので、先に更新させていただきます(^-^;