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潜在意識を説得することにした-貧乏と縁切りしてきたの巻-

ずいぶん久しぶりの投稿ですが、この間、毎日のように199式アファメーションを続け、BASEのネットショップも立ち上げ、思いつくことはとりあえず何でもやってきたけれど、、、状況は、はっきり言って芳しくないのだ。
今まで本業がない時は単発のアルバイトをしてきたのに、派遣法の改正とやらのおかげで、単発のアルバイトができなくなった。
それならばと、この際、安定収入を求めてどこかの会社に派遣で入ろうとしても、みんな同じことを考えるのだろう。なかなか決まらない。時給の高い会社は競争率も高いのだ。

なす術なしと、あてもなくスマホをいじっていたら、ブックマークしていた「縁切り榎」を紹介するサイトが出てきた。
そうか、縁切りか。この際、貧乏と縁でも切ってこようと思い立って行ってきた。

サイトには、最寄駅からの行き方が写真付きで説明してあり、方向音痴の私でも、難なくたどり着くことができた。
こちらの縁切り榎、江戸時代からあるらしい。お参りだけでも良いらしいが、絵馬に縁を切りたい事を具体的に書いて納める方が多いという。

現地に到着し、さっそく、美容院で絵馬を購入(社務所がないので美容院とお蕎麦屋さんがボランティアで絵馬を販売している)。持参した油性マジックで、「貧乏と縁が切れました。今は豊かに暮らしています」と書き込み、(縁が切れた体で書いた方が良いそうです)お参りした後に、絵馬を奉納いたしました。


これで貧乏と縁が切れるはずだと、境内にあったベンチに座っていたら、おじいちゃんが声をかけてきた。後でわかったことだが、この方は長寿庵の人。土地開発で危うく榎が切られそうになるのを阻止し、今の場所に移転させた方だという。


今の榎は4代目で、1代目と2代目は、お社の中に奉納されており、4月にご開帳されるので、その時にしか拝めないそうだ。


石に埋まっているのが3代目の榎。こちらは長寿庵の人が作ったものらしく、石に自分の指の跡があると自慢しておりました。

その後、おじいちゃん(長寿庵の人)と別れ、境内の横の小径に設置されているおみくじを引いてみたら、何と再び「大吉」!
やったーと思いながら、振り返ると、またあのおじいちゃんがいる。とりあえず「大吉でした」と伝えると、何やら険しい顔。そして
「そっちは商売、こっちは神様」と怒っている。
さらに「店に昔の写真がいっぱいあるから、見せてあげようと思って声をかけたのに知らんぷりしているから、もう良い」と言って、自転車で去ってしまった。

声をかけてくれたのか?全然、気がつかなかった。知らんぷりって、何だよと、ムカついたのだが、ま、仕方がないと駅に向かって歩いているうちに、気がついた。もしかしたら、あれは神様がおじいちゃんの口を借りてアドバイスしてくれたのではないだろうか。
「いつもチャンスは目の前にあるのに、お前が気がついていないだけ」と。

縁切り榎にいた時を思い出してみる。
・1000円だと思って置いたお金が5000円だった。美容院のおばちゃんが、わざわざ届けてくれた。
・おじいちゃんが声をかけてくれた時、それまで風なんて吹いていなかったのに、そよ風が吹き出し、木の葉がさわさわと音を立てた。
・おみくじが「大吉」だった。
・帰り際、おじいちゃんに「声をかけたのに知らんぷりしていた」と怒られた。
・自宅で、撮影したお社の写真を見たら、暗かったのに急に明るくなった(LIVEで撮っている)

何だか不思議な体験だった「縁切り榎」。
チャンスの足音を聞き逃さないように、これからは注意深く毎日を過ごそうと心に誓ったのは言うまでもない。


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