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文学碑や史跡の逍遥録

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文学碑や史跡の逍遥録
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#歴史

めぐりめぐって

こんにちは。 寺や仏閣、神社や史跡を見るとついつい立ち寄ってしまいます。そこの歴史を知り、ほうほうこんな歴史があったんだなあ〜なんて物思いに耽るのです。 平均寿命迄生きると仮定して、現在35歳、あと45年の歳月。残念ですが、日本にあるすべてを覗き見ることは不可能でしょう。時間的、物理的、金銭的な問題があります。 そんな中でもご縁のある神社は積極的に行こうと思っております。 さて、先日面白いサイトを見つけました。 ここは、全国の神社や寺院を検索できるサイトです。 かなり細

さざれ石   -岐阜県-

こんにちは 「国歌斉唱!!」 「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」 国歌と言いますと、私は入学式や卒業式、そして大学生の頃に出場した武道の開会式を想起します。 人それぞれの思い入れは千差万別です。私はどこか懐かしく親しみのある旋律がとても好きです。 国歌の中に『さざれ石』とあります。どのような石なのか、以前から興味がありつつも脳内の隅っこに追いやられており、実物を見る機会がありませんでした。 ですけれど、先日に岐阜県の両界山横蔵寺に行った際に、

神風連   僕らは欧米化の波に乗るのか?

こんにちは。 神風連 「しんぷうれん」 をご存知でしょうか?  明治初期、熊本にて敬神尊攘を信條とする一団がありました。それが神風連です。神風連は急激な欧米化に危惧し、ひたすらに神明の擁護を祈っていたが、明治9年の廃刀令の発布によって挙兵した。神風連は熊本鎮台を攻め、軍官の要人を襲ったが、近代火砲の前には長くは続かず、多くは戦死し、自刃して果てた。これを『神風連の変』と言っています。 神風連の方々の中には、国を思いつつ17歳で刀を咽喉へ突き立て死んでゆかれる方がいました