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文学碑や史跡の逍遥録

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2020年12月の記事一覧

ゆく年くる年   花子出版の変わった趣味

こんにちは。 2020年最後の花子出版のnoteになります。小説の傍で始めたnoteですが、軽快に心地よく継続出来ました。閲覧頂き、’’スキ’’を押して頂き、誠にありがとうございます。 noteを更新していまして、ラッキーだなあ、と思うことがあります。 それは、新しいハッシュタグを創造できることです。 昨日更新しました徳永直先生の記事、 は、花子出版が初めての #徳永直先生 となったわけです。先陣を切っているようで嬉しい。 日本の文学史には、多くの文豪が存在し、文

プロレタリア文学。徳永直先生の文学碑を訪れて  熊本県

こんにちは。 『プロレタリア文学』をご存知でしょうか?  中々聞きなれない言葉です。 Wikipediaによりますと、プロレタリア文学(プロレタリアぶんがく)とは、1920年代から1930年代前半にかけて流行した文学で、虐げられた労働者の直面する厳しい現実を描いたものである。 と記載されています。 徳永直先生(とくながすなお)は、日本のプロレタリア文学でも、非常に重要度の高い文豪です。出世作であり代表作の『太陽のない街』は、共同印刷争議を題材に描かれており、貧民窟で

新聞を読んだこと  夏目漱石先生を発見

こんにちは。 一人暮らしでは、新聞のない生活です。帰熊に伴いまして、久しぶりに拝読。 熊本日日新聞です。 辛辣なニュースもありますが、心温まる地方ニュースなどもあります。 そんな中、夏目漱石先生の記事がありました。先日も述べた通り、熊本と密接な繋がりがある文豪なのですね。嬉しいことです。 ふるひ寄せて白魚崩れん許りなり と俳句が、刻まれています。 時間ができましたら、訪れたい!! 昨今、寝る間際、現実と夢の狭間ですが、漱石先生の『それから』を読みながら寝ていま

街を眺める、眉目秀麗な文豪

こんにちは。 帰熊しています。 熊本には文豪の夏目漱石先生の史跡が随所にあります。旧居や文学碑、詩碑などなど、歩いていますと、突如として現れます。こんなところにあったんだなあ、感慨深いものです。 夏目漱石先生は、明治29年「1896年」に第五高等学校「現、熊本大学」の教師として来られました。4年3か月の間、熊本に滞在されました。そして、家には書生も居られ、面倒を見ておられてました。書生は有名な大学へ進学された、と以前お聞きしました。 漱石先生の文学には、頻繁に「書生」