見出し画像

昔の妖怪48『温羅 うら』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。






では

画像1

画像2

画像3

昔の妖怪48『温羅 うら』

ざっくり説明↓

言わずと知れた おとぎ話の桃太郎での鬼

詳細説明↓

岡山県岡山市吉備津のあたりには、

『桃太郎』の

源流と伝えられる鬼退治の伝説がある。

昔、『温羅』という鬼が空から飛んで

吉備津にやってきた。

燃えるような赤い髪に、

身長4メートルもあったという。

温羅は丘の上に『鬼ノ城』と

よばれる城を築いて

大暴れしていた。

これをみかねた朝廷は、武勇で知られる

彦五十芹彦乃命 ひこいせりひこのみこと

(のちの吉備津彦命 きびつほこのみこと)を

温羅討伐に派遣する。

命は最初、弓矢で温羅を攻撃するが

温羅の投げた石と矢が空中でぶつかり、

まったく当たらない。

そこで二本の矢を同時に射ることができる

弓を用意すると、一本が温羅の目を

打ち抜いた、温羅はこれに驚き

雉に姿に変えて山へ逃げようとするが、

命は鷹となって追いかけた。

そこで温羅は今度は

鯉となり川に逃げ込むが、

命は鵜になり温羅を捕まえた

捕まえた温羅は、即刻、打ち首になったが

その首は何年たっても、

唸り声を上げ続けたため

吉備津神社にある釜殿の釜の下に埋められた。

ある日、命の夢に温羅が現れ

『阿曽郷の阿曽媛に釜殿の御饌を炊かせよ。

さすれば釜を鳴らせて吉凶を告げよう』

という。

命はすぐに阿曽媛を呼び、御饌を炊かせた。

すると、ようやくうなり声は呼んだという。

吉備津神社では、現在も釜の鳴る音で吉凶を

占う鳴釜神事が行われている。


イラスト、マンガの活動費に使わせて頂きます。良かったら応援して下さい。