写真修正

 画像認識の技術が長足の進歩を遂げているようで、街中の監視カメラ映像からお尋ね者を探し出したりすることも可能となってきていると聞く。スマホの顔認証システムもなかなかのもので、メガネの有無、寝起きのむくんだ顔、変顔などはものともせず、しっかり私だと認識してくれるのには驚く。マスクをしているとだめなので、当然仮面をつければ認識不能となる。時に、元の顔がイメージできないほど完ぺきな化粧を施す方がいるが、このような場合認識可能かどうかは興味のあるところだ。

 コロナ終息後も、マスクをつける人は一定数いると思う。例年冬場にはやるウィルス性疾患が今シーズンは流行しなかったところをみても、マスクは感染対策としてかなり有効だと思うので、私も使用し続けるかもしれない。そうなってくると、顔認証としては、頭部の上半分とか耳とかの形状認識を鍛え上げる必要があるだろう。

 運転免許証の写真も、マスク有り無しの二つを掲載するようになるかもしれないし、一方厚化粧には一定の規制が必要かもしれない。

 写真と言えば、大幅な修正が可能なアプリがあると聞く。細めにとか、ふとめにとかだけでなく、3サイズもお好みのまま。目の大きさ、眉毛の形、唇の色や厚みなどなど、自由に変えられると聞く。そうなってくると、最初からお絵描きした方が早いような気がするが、違う自分になれると勘違いできるところが楽しいのかもしれない。そうなると出会いを推進するようなアプリに載せられる写真なども、当然大幅修正後とかんがえておく必要はあるだろう。などと偉そうに言っているが、アプリ使用経験はないので、単に想像で語っている。

 修正する時と言うのは、こうなりたいと言う自分の姿をイメージするのだろう。しかし他人が見て修正後の方が良いかどうかと言うのは本人の思惑とはずれたものになっていることが多いような気がする。

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