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坂道発進もスムースなHonda Goldwing

今回は気分転換にバイクのお話。

バイクで坂道発信をするときには、エンジンを少しふかしながらじわりとクラッチ操作をする必要があります。ブレーキ、クラッチ、アクセルのコントロールを適切に行う必要があるのです。バイクの免許取得での実技試験で難関となるものの一つです。私は比較的得意でしたが、現在乗っているゴールドウィングでは、坂道発信の事はあまり心配する必要がありません。それは坂道発信の際のアシスト機能があるからです。

それは、ヒルスタートアシストと呼ばれています。坂道で停止している状態からスタートする際に、ブレーキレバーをギュッと握り込むとブレーキを離してもブレーキがかかったままの状態が数秒間キープされます。その間にアクセルをゆっくり開くと、ブレーキが緩みつつクラッチがつながっていくので、車体は後退することなくスムースに坂道発進ができるのです。これはDCTという機構があるからのおかげでクラッチ操作が不要だから実現可能なアシスト機能です。GoldWingは400Kg近くの車重があり、少しバランスを崩すとリカバリーが難しいですがこれらの機能のおかげで随分と楽です。

このアシスト機能があると知った時、そんなものいらないだろうと最初は思ったのですが、巨体をコントロールするのには実にありがたい機能です。坂道発進の時にはバランスを崩しやすいのですが、その心配はありません。クラッチ操作がいらないので、エンストすることもありません。後続車との距離があまりなくても、不安を感じません。

ホンダの説明をそのまま掲載すると、「坂道発進の過度な緊張や負担を軽減するヒルスタートアシスト・・・坂道で停車した後に、さらにブレーキレバーを素早く握り込むとABSモジュレーターがリアブレーキキャリパーに液圧を発生。その後坂道発進の際、ブレーキレバーやブレーキペダルをリリースしても、制動力を一時的(約3秒)に保持。坂道発進時の過度な緊張や負担を軽減する。ヒルスタートアシスト作動中は右メーター部のHSAインジケーターが点灯または点滅し、ライダーに作動を知らせる。」となっています。

一般的なバイクと比べて100Kg以上重いGoldWingですから、最初は抵抗感があると思いますが、その巨体をコントロールしやすくする工夫がいろいろ散りばめられています。もしあなたが興味はあるけれどその巨体ゆえにGoldWingの購入を躊躇しているのでしたら、ぜひ乗ってみることをお勧めします。安全性、快適さ、操縦性の良さなど、バイクのHondaの知恵が結集されており、きっと乗って良かったと思いますよ。坂道の信号待ちで、先頭にいても全くストレスを感じない、ヒルスタートアシストをあなたも実感してみてください。

体力が落ちてきているじいじですが、もうしばらくバイクライフを楽しませてもらえそうです。しかし、年齢とともに平衡感覚も鈍化してくるでしょうから、やめ時も大切ですね。さあ、どうなりますやら。

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