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富の日(毎月13日と10/3)限定御朱印あり。宝くじ当選のご利益に期待! 『椙森神社』神社紹介#7
こんにちは。華です。
九月に突入して早六日。みなさま、いかがお過ごしですか?
今週の土曜日、九月十日は中秋の名月。「十五夜」と言ったほうが馴染みがあるかもしれませんね。
お月見団子やススキ、また、サトイモや葡萄をお供えして、まん丸お月さまを見上げてみませんか?
![](https://assets.st-note.com/img/1662419342777-IPsgcUWSxw.jpg?width=1200)
あ、そうだ。
月といえば月読命。古事記に登場する神さまの一柱です。
ツクヨミは月(=夜)を司る神さまなのですが、ほんの一瞬しか登場しません。
太陽を司る神(姉・アマテラス)が洞窟に引きこもり、高天原(天空にある神の世界)も、葦原中つ国(地上にある神の世界)も真っ暗闇に閉ざされたあの時。広がり続く闇に、ウジやハエ、魑魅魍魎が跋扈し、神々に禍だけをもたらすようになりました。
この神々が追い詰められた場面でさえ、ツクヨミは姿を見せなかったのです。
一体あの時、ツクヨミはどこで何をしていたのか?
これを想像……いえ、創造することが私の目標の一つなのですよ。
閑話休題。本題の神社紹介へ参ります。
週一神社紹介。今回も先週に引き続いての日本橋七福神巡りです。
水天宮を起点に反時計回りでご紹介しております。
日本橋七福神5つ目。本日ご紹介するのは『椙森神社』です。
ここでおさらいとして、椙森神社を含めた五つの七福神を一覧にまとめます。
①水天宮……弁財天(芸術の神:武芸上達)
②松島神社……大黒天(縁の神:商売繁盛・五穀豊穣)
③末廣神社……毘沙門天(戦いの神:必勝)
④笠間稲荷神社……寿老神(長寿の神:健康・長寿)
⑤椙森神社……恵比寿(財福の神:商売繁盛・五穀豊穣)
残るは、小網神社(福禄寿)と茶ノ木神社(布袋尊)の二カ所です。
さて、では早速、恵比寿さまが祀られている椙森神社のご紹介です。
毎回続けている通り、今回も日本橋七福神めぐり公式サイト(https://www.nihonbashi-shichifukujin.gr.jp/)から拝借した画像を添付してみます。
今回ご紹介する椙森神社を黄色の四角で囲ってみました。
↓↓↓
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この椙森神社は、とても珍しい建立のされ方をしています。
鳥居をくぐり参道を進むのですが、目の前に拝殿はありません。その敷地中央辺りで直角に曲がった先で、拝殿がその姿を現すのです。
私の中では、鳥居の先、その真っすぐ前に拝殿、という形が常でした。
でも、もしかするとこの椙森神社のように、鳥居の先で曲がってから拝殿に辿り着くという形はそう珍しくないのでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1662426044399-d4Pq6oSJVh.jpg?width=1200)
こちらの拝殿は、建立された当時のままではないそうです。関東大震災で全焼。昭和6年(1931年)に鉄筋入りコンクリート造りで再建されたのだそう。
……関東大震災。大正12年(1923年)9月1日、南関東を大きく揺さぶった大地震。揺れによる被害、圧死もさることながら、そのあと発生した大火事によって、多くの命が失われたのですよね。
”火災旋風”という自然現象が起こり得ることを私たちは忘れてはなりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1662426005723-8aypR1uKt5.jpg?width=1200)
私がここ、椙森神社に訪れたのは一月下旬でした。それでもお参りに訪れる人が後を絶ちません。
派手という言葉と無縁。街に溶け込みひっそり佇む神社なのになぜ?
それは……。
金運アップに強いご利益があると信じられているからではないでしょうか。
江戸時代、五穀豊穣の神であるウカノミタマやカムオオチヒメ、また縁の神であるオオクニヌシや財福の神であるエビスさまを祀るこの神社は、庶民の信仰を多く集め、花相撲や富くじが盛んに行われていたそうです。
勝った、負けたの泣き笑い。当時の活気に満ちた境内の様子が目に浮かぶようです。
ですがその人気ゆえ、興行が飽和状態となっていき、次第に利益の出ない商売となり花相撲や富くじは廃れていったのだとか。
時代が下がって大正8年(1919年)、境内で盛んに行われていた富くじを偲び「富塚の碑」が建立されました。
とはいえ、今、私たちの目の前に鎮座する富塚の碑は二代目です。
前述の関東大震災の際に倒壊、全壊してしまったそうなのです。
昭和28年(1953年)、富塚の碑の存在を知った氏子が有志を募り、再建が現実のものとなったそうです。
宝くじの元祖として名高いその富塚の碑にお参りすることを目的に、多くの人々が当選祈願に訪れているよう。
確かに、その石碑には神々しさが漂っています。御神木に巻くような注連縄が頭にしっかりと巻かれており、ご利益がありそうな心地にさせられます。
そんな富塚の碑にあやかって、富の日(毎月13日、ピンポイントで10月3日)には特別な御朱印を授かることができるのだそう。
財福の神、恵比寿さまに想いを馳せながら、富の日に特別な御朱印をいただきに。
私も近々行ってみます。
ご興味がおありでしたら、ぜひ、あなたも。
【椙森神社】
<所在地>
東京都中央区日本橋堀留町1-10-2
<ご祭神>
●伍社稲荷大神(以下、五柱のことのようです)
①宇迦之御魂神(稲に宿る神)
②須佐之男命(厄除け)
③神大市比売(市場の神)(スサノオの妻であり、ウカノミタマの母でもある)
④大国主神(縁の神。見えない世界(=幽世)を司る)
⑤四大神(この神については諸説あるそう。一柱のことであるという説。四柱の総称だという説。その中にも春夏秋冬を表す神々を表すという説など多岐に渡るようです)
●恵比寿大神(七福神の一柱。財福の神)
<ご利益>
五穀豊穣・商売繁盛・戦勝祈願・厄除け・開運招福・縁結び
では、今回はこれにて。
さあ、日本橋七福神巡りも、残すところあと2カ所。
水菜月がどんな紹介をしていくのか、どうぞお楽しみに。
最後までお読みくださり、本当にどうもありがとうございました。
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