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わかります? 都会と田舎の人との距離感の違い

コロナ禍でテレワークをする人が増え、ワーケーションなんていうのが脚光をあび、田舎暮らしに憧れる人も増えているみたいですよね。私自身は好んで田舎に住んだわけではないので、その熱量には驚かされるのですが。
そんな中、Twitterで見つけた田舎と都会の暮らしの話に妙に興味を持ちました。

 田舎で誰にも干渉されずにのんびり暮らしたい、という思いで田舎に来たら、田舎暮らしの忙しさにびっくりするよ、みたいな話はよく聞くじゃないですか。実際忙しいし(笑)
そうじゃなくて、私が興味を持ったツイートは「人付き合いをしないで暮らしたい場合は都会から離れちゃだめだよ」というものです。

 その人が言うには、文明の総力をあげて実現できるようにしたのが都会の暮らしなのだそう。

「細かな人付き合いをせずに群れる」

という表現をされていましたが、まさにそうなのかなと。人付き合いが嫌な人は田舎に来ちゃだめだってのは正解かなって思うのです。
 人は群れないと生きていけないけれど、その距離感は都会と田舎で違っていて、むしろ助けてって言えない人は田舎が合ってるのかもしれない。都会では必要以上に近づかないけれど、困ったときに声をかけたら助けてもらえる気がします。田舎では家族並みの距離感で生きていて、なにかちょっと変化があると「どうした、どうした」と声をかけるのが常。

 私が今暮らしている田舎に住むようになったのは、22年前です。これまでずっと義父が田んぼをやってくれていました。その義父が高齢のため引退し、3年前から夫婦で米作りをするようになったのです。ぼちぼちやっていこう、うまくかなくてもしかたないよねっていうテンションで始まった米作りですが、近所の大先輩たちが声をかけてくださり、当時はほっておいてほしい場面も若干あったかもしれないけど、たくさんアドバイスをもらいました。こういう人と人とのつながりが嫌だと思う人はおそらく田舎暮らしは無理です。
 あと、うちはお隣さんとは家族並みのお付き合いをさせてもらっていて、最初こそとまどいましたけど、今では普通になっています。当時小学生だった隣の子が家に入ってきて、私はその時お風呂に入っていたのですが、フツーにお風呂の扉をあけて「なぁ、しょうゆ貸して」って言ってました。これ究極の距離感でしょ。笑
だから、人に干渉されずに田舎でのんびり暮らすってのは無理。

 田舎でがっつり人に干渉されて、おせっかいと言われようともかまうし、自分もかまわれたいって人は田舎暮らしは楽しい暮らしになると思います。

 とはいえ、私だって最初こそ「なにそれ?!」と驚くことだらけの田舎暮らしでしたが、今は悪くないなって思っていますよ。

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