しょんぼり→てきぱき一生懸命→がーん→無駄な負けん気(その1.しょんぼり)

頑張ったのになぁ、、
悲しさからの憤慨。


◇しょんぼり◇
 ある金曜日の夜、というか時計回って土曜日の未明、パートナーのお家に一緒に帰りました。と、玄関の前の狭い石段が、見事につるっつる。スケートリンクのようです。
明日、パートナーのご高齢のお父様(毎日毎日、こまめにご自宅の内外をお手入れなさっている)が外に出た時に危ないのではと、それでふと、
「これ危ないし、砂箱から貰ってきて滑り止め撒いた方がいいかな?」
と、私の口から勝手に言葉が・・・(思いつきが、自分で認識する前に口から出てる)。

パートナー「うん、いいね。」
私 「(とは言ったものの、くたくただし、これから車出すのちょとめんどくさいな)でも明日でいっか。?」
パートナー「いや、今しよう」

・・・そう、思いつきはするものの、後手後手になる私と、思いついたらすぐするパートナーの違いが歴然です^^;

という訳で、そこから今歩いてきたワンブロック離れた駐車場に戻って車を出し、砂箱を探してうろうろし、見つけて重いのをよいしょっと車に積んで戻り、重い砂袋を玄関まで運び、暗い中、滑ったら危なそうな場所、車の出入り口の雪で滑る斜面になっているところに、丁寧に盛大に撒き、「これで大丈夫ね♡」と、二人顔を見合わせてにっこりして眠りについた訳です。

そして、翌朝。
この日は早朝のお風呂に行くことが必須になっており、私は6時過ぎに起きてさっと準備、眠い目をこすりつつ、心晴れやかに階下に降りて行きました。

・・・と。
階段を降り切るとある玄関の前が、異様な空気になっている・・・
と脳で認識する間もなく、四つの目がぴっとこちらを射抜くのを感じました。
動揺しながら見ると、そこには顔色を変えたパートナーのご両親が。

「砂を撒いたのあなた?!」
何をしたのかと縮み上がる私に、塩カルを撒くと車が錆びる、家の中にぼろぼろ入ってくるなどの理由で、何十年も一度も塩カルを撒くことなくこつこつと除雪してきたこと。好意でしてくれるとしても必ず確認してほしいこと、などを吊り上がった(ように見えた)鬼気迫る言葉が迫ってきました。

ひたすらただただ聴き、謝り、お二方が言葉を出し尽くして落ち着くのを待ってやっとお詫びを終え、外に出た私。
明るみかけた早朝の空の下に、見事に満遍なく、滑るところには一段と丁寧に撒き散らされた塩カルが、今となっては無惨に、忌まわしくその姿を晒していました・・・。

思いついて動くのはいいけれど、どこか考えなしな私( i _ i )。泣きながら、でもこのままでは動けないので、お風呂に向かったのでした・・・(続く)


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