見出し画像

猫の室外飼い、何がだめ?

こんにちは!動物看護学生です。
今回は室内飼いと室外飼いについてまとめていこうと思います。

室内飼いと室外飼い

現在の日本では交通量の増加、近隣への糞尿被害、動物虐待の危険性等、猫を室外で飼うには環境が不十分です。また、野良猫に襲われ怪我をしてしまったり、そこから危険な感染症を患う可能性もあります。最悪の場合を考えて、猫を飼うなら完全室内飼いが望ましいです。大切な飼い猫を守るために絶対にお家から出さないようにしてほしいと思います。

狭い室内に順応する

猫の行動範囲とはどれくらいだと思いますか?

野良猫で半径約500m、迷子猫だと半径約100〜200mです。
そのため部屋の中で放し飼いにしている分には運動量に大きな問題はありません。
プラスアルファでおもちゃなどで遊んであげるとストレスはかからないでしょう。

猫との交流は不要

猫は単独行動をする動物であるため、犬のように仲間がいないことによるストレスはありません。外に出してまで他の猫と交流する必要はないです。
外に出すメリットよりもデメリット、危険性が多いことを強く認識していただきたいです。

迷子、怪我のリスク減少

室外飼いをしていると虐待、攫われる、野良猫と間違えられ保健所へ連れて行かれる等のトラブルに巻き込まれ、2度と会えなくなるというトラブルがあります。
また、室外飼いをすると猫同士で喧嘩をしたり車に接触したり危険がたくさんあります。しかし、室内飼いであっても猫が怪我をしそうな箇所は排除する必要があります。

猫捕り業者

三味線業者や動物実験施設などの業者に猫を売るため野良猫を捕まえる人たちのことを言いますが、彼らは首輪をつけている猫でも捕まれば野良猫同様連れて行かれます。
飼い主として逃げ出させないことも大きな責任であることを知ってほしいと思います。

散歩

猫に散歩は不要です。
猫の散歩は犬の散歩と違い、歩くことを目的とせず運動不足解消やリフレッシュを目的として行います。

室外飼いがだめな理由

ここまでで室外飼いの危険性について理解していただけたでしょうか。
ひと昔前では外で放し飼いをしていたご家庭も多かったと思いますが、時代も進み前より危険性は高くなってます。また、残念ながら全ての人が猫を好きなわけではないので外へ逃げ出してしまった場合、何をされてしまうかわかりません。
外へ出たら最後だと思って細心の注意を払って過ごしてください。

室内飼いの注意点

私は完全室内飼いを強くお勧めしていますが、室内飼いでも気をつけないといけないことはあります。より幸せに暮らしていただくために注意点についてもまとめていこうと思います!

運動不足

室内飼いをしている猫は特に運動不足になりやすいです。
そのためキャットタワー、猫じゃらしなど1人で遊んでいても飽きない遊具を用意してあげる必要があります。また、時間があるなら一緒に遊んであげてください!

誤飲・誤食

たばこ、ティッシュ、電気コードなど部屋に置いてある小物を猫が誤飲・誤食してしまうことがあります。なんでもわからず食べてしまうのでものを置く場所などにも気を使ってあげてください。

動物を複数飼う場合

猫一匹で飼う家庭もあれば多頭飼いされる家庭もありますね。
ご自分に合ったシーンで対応していただきたいです。

犬と猫

犬と猫は相性が悪いとされていますが、犬のしつけをきちんと行えば一緒に飼うことは可能だと思います。1〜3歳くらいのメス犬の場合母性が目覚めるため、子猫を迎え入れた時に我が子の様に面倒を見る犬もいます。
しかし、闘犬や気性の荒い犬種の場合は一緒に飼うのは難しいでしょう。
猫と犬のお互いの性格を見て安全に暮らせるかを見極めてください。

小動物と猫

ハムスターや鳥は猫にとって獲物となります。
飼育環境にしっかり気を配って過ごすようにしてあげてください。

猫と猫

子猫を複数匹一度に飼う場合は成猫になってからも仲良く暮らせる確率が上がります。
特に、血縁関係にある猫同士は成功率が高いとされています。
メス猫は子猫や成猫などの全ての猫と喧嘩することなく暮らすことが可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
室内飼いと室外飼いの危険性について少しでも危機感を待っていただければ嬉しいです。動物を飼うことは簡単なことではなく、たくさんの配慮と覚悟と責任と愛情が必要になります。可愛いだけで飼ってしまうのは私はお勧めできません。
周りに飼い方や飼うことを検討中の方がいましたらぜひ完全室内飼いをお勧めしていただきたいです。大切な家族として、猫ちゃんを守ってあげてほしいと思います!!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?