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正月はリセットボタンじゃない

もう1月も中旬なのに、正月の話をするのもなんなんですが、私、子供の頃から正月というものが嫌いでして・・・。

まず子供の頃のイメージなんですが、なんというか、年末ってワクワクする感じがあるんですよ。
クリスマスに大晦日。メインイベントがどちらも夜なので、夜更かししてもOKな雰囲気があるのも好きだったんです。

それに比べて正月ですよ・・・。
寒いのに朝っぱらから起きて「あけましておめでとうございます」なんて定型文を言わされて、クソ寒いのに初詣に出かけ、テレビも全然つまらないし、「初日の出」とか「元旦」とか書き初めをやらされる・・・。
当時はそんな言葉はなかったけど、完全なる陰キャだった私。
明るい昼より、暗い夜の方が断然落ち着くんですよ。キラキラとした日が射す朝なんてもっての他ですよ。死ぬわ。
また去年の豊富がなんだったのかお互い覚えてもいないのに、今年の豊富とか目標とかを言わされるのも、うっとうしいし。
正月の親戚の集まりとかも苦手だったわ・・・。もちろん好きな親戚もいるけど、下品なオッサン、オバサンとかに絡まれるのが嫌で嫌で・・・。
お年玉はありがたかったけど、祖母に気に入られていた私は、こっそり従兄弟よりも多い金額をもらってしまったりして、なんだか後ろめたくて子供ながらに気をつかったなぁ・・・。

と、まぁ正月に関する愚痴をいろいろと書いてしまったんだけど、なによりも「一旦、去年のことは去年のこととして、新しい一年をスタートしましょう!」みたいな晴れやかな雰囲気が嫌いだったんですよ。

それは大人になっても同じ、というか益々歳を重ねるごとに強くなる一方で。
いや、だって、暦が変わったからって、なにかがリセットされてるわけでもなし、なにかが新しく自然発生するわけでもなし、引き続き問題だらけの人生や世の中は続いているじゃねーか!と。

海外はどうだか知らないけど、なんか日本人って、正月に対してそういうイメージないですか?
正月をまたぐと、去年のことは去年のこと、今年のことは今年のこと、みたいな。
悪いことは振り返らず、新しく未来に向けていきましょう!みたいな。
もちろん真剣にそんなこと思ってる人はいないんだろうけど、なんとなくそんな気質があると思うんですよ。

例えば、最近の事柄で、ちょっと思いつくだけでも、リセットされてない問題はこんなにある。

震災に対しての国の対応の鈍感さ
自民党の裏金問題
自民党と統一教会の癒着
森友学園問題
加計学園問題
桜を見る会
憲法改正
沖縄の基地問題
名古屋入国管理局のウィシュマさんの事件
ベトナム人技能実習生のリンさんの事件
学術会議任命問題
大川原化工機事件(国側が控訴したって正気?)
袴田事件
足利事件を含む未解決の北関東連続幼女誘拐殺人事件
インボイス制度
国立大学法人法案
福島原発の汚染水、というか全国の原発そのもの問題
LGBTQ理解促進法案
入館改正法という人権侵害
杉田水脈がまだ議員やってること
平然とヘイトを許容する小池百合子
東京オリンピックの金にまつわるあれやこれや
大阪万博のあれやこれや
神宮外苑の再開発

海外に目を向けると、
疲弊しつづけているロシアとウクライナの戦争
大虐殺の様相のイスラエルによるガザ侵攻
ミャンマーの軍事独裁政権による市民の弾圧
再びタリバンが支配するアフガニスタン
スーダンの内戦
ソマリアやコンゴ民主共和国の内戦
誰が勝ってもどんよりするアメリカの大統領候補者選挙

温暖化
PFOA・PFOS
海洋プラスチック
レアメタル獲得合戦
AI規制の難しさ


ど忘れしていることもあると思うんですが、本当にちょっと思い返すだけでこんなにあるんですよ。
なにひとつ解決されていない。

ヘヴィー級の問題山積みですよ…。
正月なんてなんの役にも立たないし、年をまたいだことで薄くなるなら、こんな風習こそ薄まってしまえ、とさえ思ってます。

なんか初っ端から愚痴のようなことを書いてますが、まずはこれを書かなきゃ、始まらないかな、と思い、グダグダ書きました。

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