5万円の眼鏡が届いた
先日我が家で騒動を巻き起こした5万円の眼鏡がついに届いた。
夫は家をあけており、自宅にいた私が受け取った。
爽やかなヤマト運輸のお兄さんが持ってきてくれた。
『ハンコいらないでーす!ありがとうございます😊』
サインレスになってから荷物の受け渡しも楽になったものだ。
私には受け取り拒否をする隙すら与えられなかった。
箱は軽い。
このまま玄関からマンションの外に投げ捨ててやろうかと思うほど憎い眼鏡である。
(我が家はマンションの3階)
とりあえず気持ちを落ち着けようと家の中に入り、テーブルに置く。
見れば見るほど憎い。
諭吉さん五人分。
相談もなしに我が家の家計から出ていった諭吉さんは
今目の前の箱の中にある眼鏡になったのだ。
『…はぁ…』
ため息しか出ない。
このまま、マンションのゴミ捨て場に捨ててくればいいのか。
いや、それでは諭吉さんが無駄になる。
5万円分の働きをしてくれることを祈りたい。
しかし、いつか夫と喧嘩になったら
真っ先に5万円の眼鏡を奪って
真っ二つに壊す想像しかできない私であった。
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