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愛しのヘビたん

注:ヘビの写真が載っています。
  苦手な方は注意して下さい。

AirPods Pro の記事を書いたときに
チラと書いたのだが、

私はヘビが大好きだ。

キッカケは、フクロウカフェでの
予期せぬ出会い。

その日、私の本来のお目当ては、
ヘビでもフクロウでもなく、
タカを腕に乗せて
まじまじと見ることだった。

それなのに、ふと、
角のケージでトグロを巻いている
大蛇に目が行き、
肩に乗せてみたく思ったのだ。

一見するとカッコいいような
怖いような様相。

最初は、触れ合う勇気が出ずに
サーモンピンク色をした小さい
シシバナヘビを出してもらったりしていた。

とはいえ、大蛇への興味は一向に尽きず、
ついに勇気を出して
大蛇を出してもらった。

その時触れ合ったヘビたん。

態勢が安定するまでの間、
思ったよりも締め付ける力が強くて、
内心、おっかなびっくり。

でも、スタッフさんには
落ち着いて見えたそうで、

「男性でも怖がる方多いのに、
お姉さんは大丈夫そうですね」
と言われるのだった。

まもなく大蛇は
私の脚に起点を定めたようで、
そこへぐるんと
しっかりめに尻尾を巻き付ける。

残りは私の胴体を螺旋状に。

肩まで行くと首後ろを介して
反対側の腕へするんと横たわった。

私の全身を巡れるほど
大きく長いヘビだから、
もちろんしっかりと
重みのあるヘビなのである。

しかも、横たわるだけではなく、
全ての個所で、
握手ぐらいの力をもって
掴まれている感触があった。

ヘビの体はひんやり冷たく、
真夏に触れる瞬間の
つるんとした座布団のよう。

態勢を定めて落ち着いたヘビは、
ピクリとも動かなくなった。

その時に感じた安心感といったら、
一目惚れレベルだった。

動物に対して
ここまで安心する方向で惚れたのは
初めての経験で、

タカもフクロウも
すっかり印象が薄くなってしまい、

以来、私はヘビ、
特に大きく長いヘビの大ファンである。

その後、ヘビについて調べて行くにつれ
多くの色柄・体型があることを知り、

最終的には、
日本の典型種「シマヘビ」の黒化型、
通称「カラスヘビ」が最も好みだ
と言えるレベルになった。

中でも、全身が
完全に真っ黒な個体ではなく、

所々顔まわりや体表に
ベージュのチップ(鱗)が
残っているタイプのカラスヘビは、

黒のカッコよさを持ちつつも
表情があるので大好きだ。

ヘビといえば
怖いイメージがあるかもしれない。

でも、案外に、
関わり方を間違えなければ、

ヘビは、穏やかで安心感のある
不動のパートナーになってくれる動物、

なのかもしれなかった。

兎にも角にも、
私とは最高に相性が良かった。


ではでは。

追記:

ちなみに、私の相棒は、
このヘビのぬいぐるみ。






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