人類滅亡アンドロイドエンド【ショートショート】
ふらっと迷い込んだ路地裏に、一体のアンドロイドが捨てられていた。
彼女は1期昔のフォルムをしていて、水色の長い髪が特徴的な、当時最も性能の高かった「エンド」というアンドロイドだった。
地面に横たわって、微動だにしない彼女は、僕がみていることに気づいたのか喋り始めた。
エンド
「人間ですカ?」
僕
「あ、あぁ」
ボケているのか、喋り方がぎこちなく聞き取りづらい。
エンド
「なぜ、ワタシは捨てられたのカ、アナタにわかる?」
僕
「え?」
思いがけない質問に戸惑う。