国立科学博物館で隕石を見てきた
今年の夏に千葉県に落ちた隕石が話題になったが、その隕石の実物を国立科学博物館で見てきた。
習志野隕石とは
今年の7月に、関東地方で多くの人に火球が目撃された。
その直後から、千葉に隕石が落ちたんじゃないかという専門家のコメントが報道されたりなど、天文学界隈がザワザワし始め、
その直後、実際に隕石が発見され、国立科学博物館によって正式な発表がなされた。
この隕石の実物が、12月13日まで国立科学博物館で展示されているのだ。
日本館の3階 鉱物・隕石コーナー
国立科学博物館の日本館3階には、鉱物と隕石を展示する小部屋がある。
そこでは、日本に落ちて回収された隕石の一部が展示されている。
その一角に、習志野隕石が展示されていた。
手前の石片が隕石。
青っぽいのと赤っぽいのがあるのだが、これは何が違うのかと思ったら、元々は青っぽいのが、落下から発見までの時間がかかってしまった破片の中の鉄分が酸化して(つまり、サビて)、赤っぽくなってしまったとのこと。
その奥にあるのが、隕石の直撃を食らって砕けた民家の瓦。さすが宇宙からの落下物。小さくても破壊力が凄まじい。
企画展「国立公園」
さて、目当ての隕石見学をあっけなく終え、これからどうしたもんかと博物館内をぶらぶらしていて、今、国立公園に関する企画展をやっているのを思い出した。
国立公園といえば、環境大臣自ら環境破壊にいくストロングスタイルを大いに非難された小泉進次郎氏を思い出すのだが、
そんな中での企画展「国立公園」である。(小泉発言よりもこの企画展のほうが先だが。)
企画展の場所は、普段は特別展が行われるスペースだった。(特別展ではないので、常設展料金で入場できる。)
スペースの使い方が非常に贅沢。
コロナ禍で特別展を開催できない中、展示にも苦心しているんだろうなぁ。
とはいえ、さすがの科博。
パネル中心の展示とはいえ、そのパネルの中身は学びになる。
僕は趣味が登山なので、国立公園に訪れることが非常に多い(一番よく行くのは秩父多摩甲斐国立公園だ)のだが、そんな僕でもちゃんと認識できていなかったようなことがあったり。
混み具合
僕が前回訪れたのは今年の6月。
その時も平日の午後に訪れたのだが、その時は非常に空いていて、地球館の恐竜のフロアにいるのが僕以外に1人だけ、というような極端な状態だったのだが、本日はそれなりに人がいた。
特に、なぜか若いカップルの割合がやたら高く、なんなんじゃい、と。
それでも、予約制による入館人数制限が行われているので、決して密ではない。ヘタな飲食店や電車よりもよほど安心感のある空間である。
新型コロナの第3波が来ている昨今だが、平日昼間の博物館はかなり安心なスペースと言えるのではないか。